ジャムおじさん、雲上時計購入。
先日、弟のジャムおじさんが突然ヴァシュロンコンスタンタンのフィフティーシックスを購入してきた。そういえば、昨年初めての機械式時計のウブロを買った時も突然だった。
せっかくなので、フィフティーシックスがどんな時計なのか調べてみた。
いくつあっても欲しい欲が出る機械式時計
腕時計好きな男の人って多いと思う。
多分、女性よりも圧倒的に男性。何か男に訴えかけるものがあるのだろう。
自動車と同じかな。
そして腕時計は男性の唯一のアクセサリーとも言われるそうだ。
自分もそうだけど、実際出かけるときにバッグ持ったりもしないしな。
手ぶらだ。
帰り道には財布も忘れて帰ってくるほど持ち物は何もない。
商談時には、手を机の下に隠しているのは相手に対して失礼に当たるという。それなので”机の下でこそこそしたり隠し事は何もありませんよ”の意味も込めて手を机の上に出すのだが、自分はその際に相手の腕時計は必ず見る。
これは客先に行った際に駐車されている車を見るのに近いかもしれない。
だから、車も時計もある意味似ている。
どれだけ高価であっても、特段何の役に立たない事も含めて、、、。
ジャムおじさんが嬉しそうに写真を送ってきた。
文字盤の色も何種類かあるのだが、この青い文字盤のモデルが欲しくてずっと待っていたようだった。
購入後、腕にして帰る時は嬉しくて、無敵になった気持ちになったと言っていた。
個人差はあるが、ヴァシュロンコンスタンタンにはスターを取るのと同じ効果があるようだ。
しかし、自分もそうだし周りにもずっと言い続けていることがある。
『ワクワクしたり、気持ちを盛り上げてくれるものへの投資は惜しむな』と。
全ての原動力はモチベーションだ。
時間ではない。
それがあるから頑張れる。
これはとても重要な事だ。それが映画を見る事でも、バッグを買う事でも、家族でもペットでも推しメンでも何でもよい。
雲上時計の箱は大きい。
ちなみにフィフティーシックスはドレスウォッチのパトリモニーとスポーツウォッチのオーヴァーシーズを足して2で割ったような時計になっている。
これがパトリモニー。
スーツ、もっと言えばタキシードとか似合いそうなドレスウォッチだ。
個人的にもっともヴァシュロンコンスタンタンらしいと思う。
伝統と格式。
こちらがスポーツウォッチのオーヴァーシーズ。
並のスポーツウォッチの価格ではないので、ラグジュアリースポーツウォッチ略してラグスポなどと呼ばれる。
スーツにも合うし、そうでないカジュアルな服装でも合わせやすい時計だ。
フィフティーシックス。
この2つが合わさったような時計がフィフティーシックスだと個人的に思っている。
クラシカルとモダンがうまく融合した感じだ。
1956年の時計がモチーフになっているそうだ。
モチーフというより、ほとんどそのままのデザインに見える。歴史が長いブランドは流石!
このレトロモダンなスタイルの時計は、1956年のモデル「リファレンス 6073」からインスピレーションを得ています。セクタータイプ(分割表示)の文字盤、ペトロールブルーのストラップがステンレススティール製ケースとエレガントにコントラストを描きます。シースルーケースバックからは、自動巻ムーブメントのたぐい稀な仕上げとともに、マルタ十字からインスピレーションを得た22Kゴールド製のローターが眺める人の気持ちを高揚させます。
vacheron-constantin.com
暗いところでは光る。
要所要所にブランドを象徴するマルタ十字をモチーフにしたデザインが組み込まれている。
裏面は見えるようになっており、22金のローターとその他の機構も見える。
ヴァシュロンコンスタンタンではステンレスを採用した事も大きな話題を集めた。
完璧に嗜好品の世界なのだが、自分自身が前向きになれるモノってすごく素敵だ。
所有しているシャンベランは表は地味だ。
それがいいのだが、誰かに気づいてもらうことはおろか、正規ブティックのスタッフでも知らない人がいるほどだ。
それに比べて、フィフティーシックスはサイズも大きいし高級感もある。(実際高級だが)
そうそう購入できるようなものではないが、とても魅力的な時計だ。
羨ましい限りである。