業界ならではの独自ルール色々。
それぞれの業界には独自のルールやら掟があったりするものだ。
音楽の世界ではステージの足元に置いてあるモニターアンプ(自分の出音を確認するためのスピーカー)を”コロガシ”と読んだりする。こんな感じのことはどこの世界にもあると思うのだが、それのスーパーカー版。
どうやら俺のアウディは車ではないらしい。
音楽の世界の場合
音楽の世界に身を置いていたが、その中でも最初は違和感を覚えた言い回しがいくつかある。
例えばこんな感じだ。
『おはようございます』
これは多くの業種でも同じところは多いだろう。
夜中に会ったのに会う人全員”おはようございます”だ。
はじめはとても違和感があった。
でも、これから仕事を始めるので始まりの意味を込めて”おはようございます”なのだそうだ。
音楽ではなく『オト』
他のバンドの曲をチェックするのは日常的に良くあることだ。
そんな時に『まだそのバンドの曲は聴いたことないんだよね。』という言い方をするとしよう。その際に業界ではしばしば
『まだそのバンドのオトは聴いたことないんだよね。』
という言い回しをする。
これもならではだと思うんだな!
こんな風にそれぞれ特有の言い回しというのは各業界あるだろう。
飲食店のトイレ行くときの隠語もそうだ。
アウディもベンツもBMWもクルマではないスーパーカー業界
先日、羽生のスーパーカーの集まりに行った際に、久しぶり会った人たちもいた。
その際には定型文のやり取りが必ずある。
『クルマは今何乗っているの??』
「いや、今は車持ってない。」
である。
このスーパーカー業界においてクルマの定義とは
『フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェ、マクラーレン等及びロールスロイス、ベントレー、アストンマーティンなどのラグジュアリーカー』を指し、その他の車はノーカウントである。
よって質問する側も『今アウディのA3に乗ってる』とかそんな答えは求めていないし、自分自身もそんな事はじめから言うつもりはない。
国産車や輸入車を数十台持っていたとしても、この業界における自動車保有台数は0台なのである。
そしてそれらカウント対象となる車がその人の名刺となり、例えばフェラーリ328を所有していれば『328に乗ってるNobさん』という感じになる訳だ。
実際、車屋さん並にいろんな種類の自動車を持っている年配の人がいる。
その人も過去にツーリング誘った時に、やはり『今みんな整備出していてクルマがないからなぁ、、、。』と言っていた。
整備に出しているスーパーカーは3台で他に7台ほど、日常的に乗っているぴかぴかのベンツやBMWはある。
あるのだが、やはりそれらはノーカウントであった。
これはきっとDUCATIのイベントに行ったときに今は”BMWのS1000RRに乗ってる”は言えても、原付しか持っていなければ言えない、みたいなものかな。
この業界あるあるで言えば、お連れの女性について訊いてはいけないとか。
お金持ちはみんなモテるからねぇ。
自分も過去に一度しかクルマを所有した事がないので、またクルマに乗れるように頑張ろうと思うぞ!