存在感の有無が一番大きいかも。
360モデナとガヤルド、同じような年式の2台のスーパーカーしか所有した事がないけれど、どちらも用途は全く同じ。何なら使用頻度と行先も全て同じ。ガヤルドになったらむしろ行き先が狭まった。
反面バイクは使いやすい。どこに行くにも自由に乗って行くことが出来て気軽さがある。何が違うのでしょう。
長距離走行に楽しさが無い車
時々、次にどんな車が欲しい?の話になる事がある。
以前はあれこれ候補があったけれど今ではほとんど無い。話すたびに同じことを言っているのだが結局車の場合、自分の好きな車は何を買っても用途が同じになるからだ。
どんなスポーツカーを買っても毎月1~2回近所の同じSAに行き、小一時間で戻って来る、、、のみ。
その時に運転するのがV10のマニュアルか、オートマか、別のエンジンの別の車かになるだけでやること自体は同じ。そこにそこまで感動の違いは無いように見える。
きっとどれも楽しい。そしてどれに乗ってもどう思うかが想像できる。
これはあくまで自分の場合であるが、長距離はバイクは断然楽しい。
旅感がある。
車も旅感が無い事はないがバイクに比べると違う。
また特にスーパーカーは目立つ。目立つことが好きな人にはいいだろうが、そんな事に微塵も興味が無い自分にとってはマイナス要素でしかない。
視界が悪く街乗りも大変なので楽しさが無い。視界が狭いので出先の景色も運転中は通常の半分かそれ以下しか楽しめない。
高回転まで回してカーンと走って、あー楽しかった!という使い方が気に入っているので、6速で延々と走り続けてこもった低音を聞き続ける事に運転の楽しさは無し。
ちなみにムルシエラゴに乗る友人も同様でほとんど県外に出る事は無いという。
長距離運転に楽しさが無いし、壊れて帰ってこれなくなる恐れがあるのだそうで。
現代のスーパーカーは快適で長距離もいけるのかも。
でも、そこまでしてスポーツカーで遠出したい欲はないしそもそも高くて買えん。
バイクの魅力はステルス性能
ウルトラ高性能なバイクは世の中にたくさんある。
見た目が美しいものも機能美も様々だが、どのバイクも興味の無い人からすればただのバイクだ。
原付も1000万円のドゥカティも同じただの”バイク”だ。
これが最高に良い。
興味ある人にだけわかる。
車は興味が無い人にまでわかってしまうブランド力が広く浸透している。
軽自動車に乗れば軽自動車だと相手はわかるし、アウディに乗っていればそれを見たおばさんに『レクサスなんて乗ってイイ御身分ね!』と言われてしまう。
ガヤルドで出かければSAで
『ポルシェか~。俺も一度は乗ってみたいなぁ。』
と観光バスから降りて来たおじさんですら、ガヤルドはポルシェだとわかってしまう。
これだけ自分の車がまわりにバレてしまう四輪に比べればバイクの知名度なんてゼロ。
そして出先の駐車場が狭くてもちょっとした空きスペースがあれば停められるバイク。
反面、空いているスペースがあっても狭くて停められない、停めてもドアを開けるスペースが無い、そもそも駐車場への段差を乗り越えられない、砂利だから停めたくない、切り返しのスペースが無いので停められない、、、
スーパースポーツは駐車1つとっても障壁が多すぎる。
バイクは気軽でみんなよくわからないので特に気にもしない。
それがすごく楽で純粋に旅を楽しむことができる。
これが何より最高で長距離旅行に行くならバイクで出かけたくなる理由なんだ。
自分のスーパーカーとバイクの使い訳スタイルです。