子どもの頃から変わらない考え方の1つ。
年上を敬いなさい。
あちこちで聞く言葉である。
勿論先輩を立てることは大切だと思う。
しかし、いわゆる上から下、先輩から後輩への態度や対応は目に余ることがある。
昔からずっと思っていた先輩後輩について思うこと。
年齢至上主義な残念な人たち
世の中にはいろんな人がいる。
いろんな人がいる中でも、自分は変わり者の部類に入るのかもしれないけれど、先日会った同業の友人曰く『相当穏やかで世渡り上手なタイプ』とも言われた。
つまりは”評価”なんてものは相手によって違うということ。
自分が出会った中で嫌いなタイプについて話そう。
いろんなパターンがあるが、今回は年齢至上主義の人たちの話である。
今までは礼節を重んじて話をしていた関係でも、年齢の話になり、自分が年上だとわかった途端、急にタメ口で偉そうに話をするタイプ。
こういうタイプの人が非常に嫌いなのである。
親近感が沸くタメ口ではなく、上から目線のタメ口の事を言っている。
今までの先輩後輩の”学生のノリ”なのかもしれないけれど、ぶっちゃけ社会人になると年齢なんてあまり関係ない。
それぞれが専門分野を扱う他人同士であり、お互いがお互いの出来ない事をできる。
この関係は年齢関係なく尊重しあうものだと思う。
自分が年齢が上だからというだけで、本人よりも有能な人を怒鳴り散らす人を多く見てきた。
彼らは2つ勘違いしている。
1つは年上なのは自分の実力ではない事。
先輩が実力があって、後輩よりも早く生まれてきたわけではない。
生まれるというのは受動的な事だ。
語弊を恐れず言えば『生まれさせられた』という方が、その事象に関しては正しい表現だ。
そこを威張るのはお門違いだと言いたい。
2つ目は『年下だから劣っている訳ではない』という事。
会社で威張ってる嫌な上司が怒鳴ってる後輩は、学生時代に部活等で大きな成績を残した、努力した人かもしれない。生徒会長をやっていて、みんなをまとめ上げていた人かもしれない。
極めて人望の厚い人だったかもしれない。
そして上司が入れなかった一流大学に入ることが出来た人かもしれない。
そこまで想像力を働かすことが出来れば、闇雲に年齢や立場が下だからと言って、怒鳴り散らすことは出来ないはず。
それが出来ない煩いだけの大概の上司は、学生時代にジャングルジムの上を走り回り、踏み外して股間を打ちつけていただけの人だ。
本当に言いたいこと
年上だからすごい訳ではない。
年下だからダメな訳ではない。
評価されるべきはその人の辿ってきた人生である。
年上でもだらしない人は多く、若いのにたまげるほどしっかりしている人もいる。
俺は基本的には誰にでも初めは敬意を払うようにしてる。
年下も年上も関係なくだ。
最近では夢であるポルシェを買うために、二十歳の学生という立場でありながら、学校行きつつ2つの夜バイトを掛け持ちし、毎朝新聞配達もしているという人にあった。
自分には出来ない努力だし、本当に尊敬できる。
つまりはこういうことだ。
年齢を問わず他人には敬意を払おう。
10代前半からずっとそう思って過ごしている。