これぞ故郷の味。
実際の故郷は長野県なのだが、特段”長野県と言ったらコレ”というものは自分の中にはない。バッタみたいな昆虫の佃煮も、地元の漬物も好きではない。
しかし、青春の東京時代に過ごし、毎日通った家系ラーメンこそ今のラーメン好きの原点となった、故郷の味なのである。
以前住んでいた綾瀬の横浜ラーメン
東京で音楽をやっていた頃によーく通っていた家系ラーメン。
当時は20代前半、バンドメンバー3人で洗濯機も室内に置けないような6畳一間を借りて、共同生活を送っていた。大変な事ばかりだったが、今の自分自身を形成するのに多大な影響を及ぼした、とても有意義な時間ではあった。
そんな時代に、バンドメンバーの1人が近所を探検していて発見したのがこの武蔵家。
メンバーが美味しいというので一緒に行って、一発で虜になってしまったのである。
当時は年齢も若かったし、長野にはないラーメンだったので新鮮でおいしく、お店の人に『あんまり食べ過ぎると体に悪いぞ!』とか『来すぎててお客さんと呼ぶのが嫌だから、名前で呼びたいから名前教えてよ!』そんなことを言われるほど通い詰めていた。
余裕で100回以上は行っているだろう。
当時の血液の半分は醤油豚骨スープだったのではないだろうか。
思い出いっぱいの武蔵家へ東京出張の際、久しぶりに行ってみることにした。
10年以上変わらない見た目。松屋の隣。換気扇からは豚骨スープの香り。
店に入ると食券機。
メニューは当時と少し変わっている。
特製ラーメンというのがあるが、トッピング多めのラーメンだろうか。これを購入。そして海苔好きなのでトッピングのりを注文。
麺の好みもグルーバルな英語表記が。
10年前は日本語のみだったな!
麺硬めで頼む。
待つこと数分、ライス無料なのでライスも貰う。
5分ほどで来た!
トンコツの香りが強めで、群馬にあるチェーン店の壱角家などに比べ明らかにスープが濃い。
ライスは無料で漬物と辛い味噌も好きなだけトッピング可能。
味噌は結構辛かった!
つけすぎ注意!
懐かしんでスープを一杯飲んでみると、当時と全然変わらない深い味わいに感動!
コレコレ、この味。
濃度の高い醤油豚骨スープが身に染みる。
海苔にたっぷりスープを染み込ませて、麺を包んで食べると最高に美味しい。10年前もこうして食べていたな。
そしてこのラーメンがギャバンの黒コショウが最高に合う。
ちょっと多めに振りかけて、海苔と一緒に食べると最高のうまさだ。
今の住まいである群馬県の近所にないのが、本当に悔やまれる。
10年前とも変わらず100点満点の最高の横浜ラーメンである。
綾瀬 横浜ラーメン武蔵家
住所
東京都足立区加平1-22-11
電話番号
03-3628-4560
営業時間
[月~日]
11:00~翌1:00
[日]
9:00〜翌1:00
定休日
無休
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。
禁煙・喫煙
全席禁煙
(店外に灰皿あり)
駐車場
有(隣の松屋と共用)
カウンターのみ