音楽至上主義。
母親が音楽に造詣が深かったことから影響を受け、15歳ころから音楽に没頭し始めた過去がある。自分自身、昔から音楽や音には尋常ではないこだわりがあり、それが東京へ音楽をやりに行くきっかけになったことは言うまでもない。
ただし、周りで見ていた人からは東京で仕事としてやっていた音楽は『音楽』ではないく、『音我苦』になっていたように見えたと。
昔話が多くなったら危険!
『俺が子どもの時はなぁ、、、』
そんな話が多くなってきたら、老人街道まっしぐらだと思うので気を付けるようにしたいと思っている。
思ってはいるが、言わせてもらいたい。
昔は良かった!
自分の興味があったほとんどのものが今より優れていた。
例えばF1!
今よりレギュレーションが緩く、V10、V12エンジンとまさにF1を象徴するような鼓膜を破壊するかのようなエンジンサウンドを轟かせて走る姿が最高にかっこよかった!
俺はF1の音が大好きで、毎年鈴鹿サーキットへ行くのが楽しみだった。
一年間頑張った自分へのご褒美でもあった。
しかし、それも2013年で終わってしまった。
13年を最後にレギュレーションが変わってしまい、エンジン音がハエが飛ぶような音に変わってしまったのだ。
新しい規則で作られたマシンは開発者によると、タイムが上がったとか、コーナリング速度があがったとか、エコになったとか、昔よりも優れている点をたくさん上げてはいるものの、俺にとって一番重要な音がなくなってしまった。
これは例えば、大好きなミュージシャンの音楽性がガラリと変わってしまった。しかしミュージシャン曰く、今までに比べギターの
『弦は切れにくくなった』
とファンにアピールされているくらいどうでもいい話だ。
この事はゲームの話にも繋がっていく。
初代チョロQのゲームは名曲揃い
ぶっちゃけ、中身がいまいちでも音楽が良ければ楽しめる。
俺は映画もゲームも音楽が一番重要だ。
25年間くらい周りに言い続けてる。
ドラマでも映画でもアニメでも、
『生き別れた親子が再開するあのシーンであの音楽があるからこそ!!!!こんなにも涙腺崩壊する感動シーンになるのだよ!!つまり音楽っていうのはそれほどまでに人間の感性に、、、長いので以下略』
という話は今まで2億9000回ほどは周りにしていると思う。
その甲斐あって過去に約2人程の人数から賛同も得ている。
チョロQを用いたプレイステーションのゲームがあるのだが、これが最高に名曲揃いなのだ。先日、たまたま思い出し、最近はヘビロテで聴いている。
ゲーム自体はコミカル路線なのだが、音楽が最高に素晴らしい。その結果、チョロQシリーズで一番記憶に残るゲームとなっている。
いくつか紹介しよう。(昔はわからなかったけれど、今見たら青いのカウンタックだな)
【BGM】 チョロQ(VER.1.02) - 初級サーキット [05/13]
初級サーキットの音楽だ。
清掃車なんかが混ざってレースをしている中でも、音楽は結構マジな感じなのだ。
【BGM】 チョロQ(VER.1.02) - トンネルロード [08/13]
そしてトンネルのコース。
清掃車やスーパーカーが死闘を繰り広げるトンネルコースのBGMだが、特に1:52からのギターソロは秀逸。バンドでコピーした。
【BGM】 チョロQ(VER.1.02) - 上級サーキット [10/13]
グランプリ決勝戦の上級サーキットのBGM。
決勝戦の華々しさと爽やかな感じ、そしてクライマックスが必要以上にカッコよく表現されている。
我々、作曲する側から見るとこんなにも情景を連想させる楽曲を作ることができるのはすごいの一言。
画質や操作性がどんなに悪くても、こんなに素晴らしい楽曲のオンパレードなら名作認定待ったなし。
モンハンも3までの音楽が良かった。
続編は遊びやすさやグラフィックは格段に上がっているけれど、こうした感性に訴えてくる音楽の部分がなくなってしまうと、とても残念なのである。
写真はミュージシャン時代の筆者。