音が全て。
自分にとって趣味車は誰が何と言うとサウンドが全てだ。
エンジンをかけた時や回転が上がっていくとき、高回転へ行くにつれ手に汗をかくような高揚感が大好きだ。
ガヤルドも勿論素晴らしいサウンドなのだが、ドライバーにあまり音が届かないのが悩み。
ある意味一番嫌なパターンのガヤルド
ガヤルドはマフラーをオーダーして自分仕様のものを作ってもらったんだ。
ヌケは大変によろしい感じになっている。
その後の360モデナはこれも最高に素晴らしい音だった。
360はガヤルドと比べて車内が相当騒々しかった。窓を閉め切っていても車内はメカニカルなサウンドが籠って響いていて賑やか。
その代わり窓を全開にするとたまらない高音サウンドが響いているのが良く聞こえて、サウンドマニア的には感動だったんだ。
低回転から高回転まで気持ちよくサウンドの変化を聞き取ることが出来た。
やらないけれど、音が気持ちいいから人通りの多い街中をひたすら1速で走り続ける人の気持ちも分からないでもないというか。
その位低速でもいい音がする。
360モデナで初めてトンネル内を走行した時は感動して涙が出たのを今でも覚えている。
それに対してガヤルド。
めっちゃ静か!!
外音はそこまで静かでもないのに運転席に聞こえてくる音は拍子抜けするほど小さい。
構造の問題??
窓を開けていても2500回転以下なんてほとんど音は聞こえない。
アイドリング時もほとんど音がしないので心配になって車を降りて後ろにまわると、爆音ではないにしろまぁまぁな音は出ている。
でも、運転席に乗ると
『???』
マフラーのバルブ開いているよね??って心配になるほど。
先日595に乗る友人が後ろを走ってついてきたところ、
『ガヤルドの音しか聞こえなくて、自分の車のエンジンがかかってるかどうかがわからない。』
と言っていた。
という事はこのガヤルドはマフラーを換えても、自分はほぼ無音だが周りには大音量という迷惑仕様なのだろうか。
ちなみに高速走行時も窓を閉めていると、マフラーのバルブオン状態でも普通に会話できるほど静か。
ある意味遮音性はQ8並だ。
さすがアウディ。
車作りが丁寧過ぎる。もっと丁寧に作って欲しい所は雑なのだが、遮音性が高すぎてサウンドの高揚感が見事にスポイルされている。
音を楽しむ走りは一般道走行では不可能
ガヤルドは8000回転くらいまで回るのだが、当然上に行けばいくほど快感度は上がっていく。しかし、これが4速にもなると速度計の一番左の数字が2を超えてくるような勢いなのでとてもじゃないけれど踏み切れない。
安全第一で楽しもうと思うと、高速道路で時々低いギアを使って音色を楽しむような感じだ。
スーパーカーはイメージ的におみこし感がある。
祭りの神輿のようにキラキラに飾ってゆっくり群衆の中を進むみたいなイメージだ。
速くなくても憧れとして存在するだけでいいんだって。
360モデナはそんなところも多少あった。
音が低回転から素晴らしく良く、そして高回転まで回してもそんなに速くないし車内が焦げ臭かった。
ただし、ガヤルドは結構リアルスポーツ。
遅いのに爆音で周りを驚かす様な車ではなく、本当に速く走った時に本当に快音が出て、つまり快音を轟かすためには結構ガチでエンジンを回す必要がある。
必要にかられて美しい高音サウンドが出るみたいな。
その時の加速も相当力強いのでここは結構驚きだったんだ。
本当に速いし、ガヤルドは意外とリアルスポーツ。これはマジ。