協力の輪が感じられる。
イタリアにあるスーパーカーメーカーのランボルギーニが、コロナウイルス対策のサージカルマスクと医療用シールドの生産を始めた。
何でもインテリアに関するプロフェッショナル達が担当し、一日1000枚のマスクを生産するそうなのだ。
世界で広がる協力の輪
今回、ランボルギーニが生産するマスクはボローニャにあるサントルソラ・マルピーギ総合病院に寄付されるようだ。絶対に一度では聞き取れない名前の病院だ。
マスクの生産はランボルギーニ車両のインテリアを担当するスタッフが製作する。
ランボルギーニは顧客の要望に応じてオーダーメイドで車両を作っていくため、こうした手作りの作業はお手の物だろう。
また、カーボンファイバーの製造工場と研究開発部門では3Dプリンターを用いて1日200セットの医療用シールドを製造する。
アウトモビリ・ランボルギーニの会長兼CEOであるステファノ・ドメニカリはこうコメントした。
「この緊急事態において、われわれの貢献が求められています。サントルソラ=マルピーギ病院とは以前から従業員の健康管理や研究プロジェクトにおいて協力関係にありました。今回このパンデミックと最前線で戦う彼らをサポートすることに決めました」
コロナウィルスに対する国家を挙げた戦いへの協力を示すべく、ランボルギーニは毎晩サンタアガタの本社ビルをイタリア国旗の色にライトアップしている。
AUTOCAR JAPAN
ライトアップされたランボルギーニ本社。
こういうところを見てつくづく思うのが、イタリア人は愛国心が強い。
イタリアのスーパーカーもイタリアの国旗のカラーリングの車は少なくない。以前所有していたフェラーリの360モデナの『モデナ』もフェラーリの工場があるモデナ県から取ったものだ。
群馬県太田市で生産されるスバルだが、多分今後も『グンマー』という車名が登場することはないだろう。
機械による量産ではなく、ミシンを使って一つ一つ手縫いで作られている。
普通に販売しても売れそうだ。
なんせランボルギーニは人気だしブランド力がある。
ランボルギーニの車名が入ったダンボールも俺だったらなかなか捨てられない。
こんなこと言ったらとんでもなく失礼かつ不謹慎ではあるものの、思ったことを言わせてもらう。
ランボルギーニ社のインテリアのプロフェッショナルのお手製という事だが、マスクのクオリティがあまり高そうに見えない。
写真映えしない素材的な問題もあるのかもしれないけれど、これもランボルギーニだからと言われてしまえば1秒で納得はする。
医療用シールド。
あのランボルギーニパーカー欲しい。
ランボルギーニに限らず多くの異業種がコロナウイルスのために一丸となって戦っている。今まで関係が希薄だった業者間でも、新たなやり取りが生まれたのではないだろうか。
世界的に大変なことになっているが、こうして業種問わず脅威に立ち向かっていく姿勢はホントに素敵な事だと思った。
俺も感染を広げないよう出来ることはやっていきたい。