もうすぐ0-100km/h加速1秒台。
イタリアのアウトモビリ・エストレマ社は、1.5MW(2068psに相当)の出力を持つ全電動式ハイパーカー、フルミネアを公開。2068psって、、、。
エンジンが電気モーターになってから数値の爆上がりっぷりが物凄い。フェラーリの800psが可愛く見えるし、もうそろそろスカウター壊れる。
0-322km/h加速も10.0秒以下の驚異の速さ
とにかく速さの数値にインパクトがありすぎて、そこにしか目がいかないフルミネア。
ガソリンエンジンの車が少しずつ、、、少しずつパワーアップしてきて、ようやく市販車でも1000馬力が見えてきたようなところで一気に2倍相当の馬力で登場。
2068ps相当だから、実際には電気モーターとガソリン車の馬力で比較にならないところもあるのだろうけれど、それにしてもすごい速さだ。
デザインはもう出尽くした感もある、フェラーリやフォードGTなんかを混ぜ合わせて、少しスパイスを振った程度のデザインに見える。(つまり良くあるデザイン)
速さを追及するとデザインが似通ってくるのと、現代の流行で細目で吊り上がった目が好まれるからこういう顔になっているのだろうな。
車両の概要は以下の様である。
イタリアのアウトモビリ・エストレマ社は、1.5MW(2068psに相当)の出力を持つ全電動式ハイパーカー、フルミネアを公開した。
同社によれば、固体電池とウルトラ・キャパシタを併用したハイブリッド・バッテリーを搭載した世界初のクルマとなるという。4基の電気モーターを駆動し、0-100km/h加速は約2.0秒、0-322km/h加速は10.0秒以下になると期待されている。
「インスピレーションの源は自然だけではなく、わたし達が採用したシンボル、稲妻です。『フルミネア(Fulminea)』はイタリア語で『稲妻のように速い』という意味で、稲妻は電気、スピード、クリーンなエネルギーの象徴です」
フルミネアのバッテリー容量は100kWhで、単体での重量は300kg 、WLTPでの予想航続距離は520kmとされている。車両総重量は1500kgとなる。また、エストレマ社は、フルミネアで新しいレベルの急速充電を実現するとしている。
発売は2023年後半を予定しており、生産台数は61台、価格は約200万ポンド(約3億円)だ。
【稲妻のように速いクルマ】新型電動ハイパーカー「フルミネア」 固体電池搭載 約3億円
AUTOCAR JAPAN
自分のような古代人には魅力に乏しい電気自動車
さて、電動化の波は加速しているように見えるが、自分のような古代人の反対勢力もいる。電気自動車に反対の理由はそもそも生産工程から見て”ガソリン車よりも明らかに環境にやさしいと言えるのか?”って言うところと、”家電みたい”っていう2つの理由からなる。
自分が憧れていた車はみな、背筋がゾクゾクするようなサウンドを発揮していたし、エンジンがかかるクランキング音や、始動時の爆音に手汗を握っていたものだ。
今はもうそんな時代ではない事はわかっているのだが、微妙に端境期でもあるので古い文化にしがみついているところ。
”フルミネアのバッテリー容量は100kWhで、単体での重量は300kg 、WLTPでの予想航続距離は520kmとされている。車両総重量は1500kgとなる。”
この辺も携帯電話の通信速度やバッテリーの駆動時間の話みたいだ。
『通信速度〇〇Mbps達成!国内最速!』
と出てきても大抵翌年かそれよりも早く、他機種に記録更新される。
『昔は500km走るのに300kgものバッテリーを積んでいたんだよねぇ、今なんて30kgのバッテリーで1000km走れるもんね。』って、昔の携帯電話みたいな話の時代はきっと来る。
結局、速さや最新の何かってどんどん更新される。
旧型の低性能なスマートフォンを欲しいなんて言う人は基本的には誰もいない。
この車もきっとすぐにそうなるだろう。
でも、どれだけ馬力が更新されようとデザインが古臭く見えようと、変わらない魅力を持つ音や匂い、雰囲気があるものは別。
F1然り、スーパーカー然り、どんどん魅力的なサウンドが無くなっていきサウンドマニア的には寂しい限り。
まぁこの車、たとえ自分が欲しいと思ったところで3億円もするので、余計な心配なのだけどね。