のぶろぐ13。

毎日が夏休みの人生。

ハーレーダビッドソン ブレイクアウト114 2019 レビュー。

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トルクおばけ。

 

元々ハーレーはトルク型エンジン。なんせ排気量が大きい。

しかし今回は大きい排気量もここまできたか、の排気量1868ccだ。ほぼ2000ccの大排気量エンジンはトルク感があるとか、そんなレベルではない。

草津温泉のように湧き出るパワーを発揮していた。

このご時世、毎年排気量がどんどん上がっていくのはハーレーとBMWくらいではないだろうか。

 

 

 

変わらないために変わり続ける姿

俺は自分で初めて買った乗り物は四輪車ではなく二輪車である。

 

国産400ccのアメリカンで、スズキのイントルーダークラシックというバイクを初めて購入した。1人で乗っているときは楽しくて大切に乗っていたが、ハーレーおじさんとの出会いがきっかけでハーレーの世界観にハマるようになった。新車購入後、半年足らずで売却し、ハーレーのファットボーイ(新車)に乗り換えた。

 

塗装のキレイさ、メッキの美しさ、パワー、そして地響きのようなサウンド

見た目だけはハーレーっぽいスズキのバイクも、一緒に走るとハーレーには手も足も出ない。

 

やはり本物は違う。

 

 

それから10年以上。

久々に目にしたハーレーは当時と”全く変わらず”ハーレーだった。

 

細かく見れば色々違うのだが、5メートル離れれば当時と違いは判らない。

そのくらいこの会社は自分自身のアイデンティティを持ち続けているし、2気筒エンジンも変わっていない。

 

興味ない人が見れば10年以上何も進化していないバイクだろう。

 

様々な状況に適合するために、たくさんの努力をしていることは知っている。

そうして変わり続けることで、変わらず自身のブランドを守っていると思う。
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ハーレーダビッドソン BREAKOUT 114

全長 2,370 mm
シート高 665 mm
最低地上高 115 mm

エンジン Milwaukee-Eight®114
排気量1868cc

 

エンジントルク 155 Nm(3000rpm)

 

フロントタイヤ 130/60B21,63H,BW
リアタイヤ 240/40R18,79V,BW

燃料 13.2 l


出荷時重量 294 kg

 

¥ 2,844,600 ~

 

114はキュービックインチで排気量を表している。1868ccの大排気量だ。

今や車でも2000ccあれば大きい方と言われそうな世の中。1人乗りのバイクでこの排気量はすごい。
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低く長く、まさにハーレー的なスタイリング。
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シートは肉厚でサイドはやや硬めだが座り心地の良いシートを採用。しっかりしている。
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相当ケツがデカくても大丈夫な広い座面。ハンドルが遠いので、ちょっと前の方に座らないと操作しづらい。シートに合わせて座ると、思いっきり『く』の字の運転姿勢になる。(筆者身長172cm)
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市街地走行

エンジンをかける。

1868ccのエンジンがズドンと目を覚ます。排気音はBMWなんかのように大きくない。10年以上前と変わらない純正マフラーのサウンドだ。

 

メーターはちっこいデジタルメーター。

発進するために半クラにすると、想像以上の力強さで前に出る。

これだけトルクがあればアクセルをあおる必要ないな。

 

半クラで発信して、動き出してからアクセルを回す。

 

街中走行での50km/h前後なら3速までで十分。

そしてその際の鼓動感が気持ちいい!これが何といってもハーレーの強みだ。

 

世の中、飛ばすことで真価を発揮する乗り物が多い。

しかしハーレーは違う。

50km/hで走っているだけで満足してしまうのだ。

 

マフラーからの

『ボロロロロロロロ~っ』

という気持ちいいサウンドと、それに伴って揺れるエンジンの振動を感じながら流しているだけで幸せを感じる。

 

風を切って音を聞いて心地よく走る。

走ることに対する根源的な幸せを感じることができる。

 

サスペンションもショックを適度に吸収してくれ、突き上げもなし。シートもクッション性が高いのでハンドルが遠い以外は楽ちん。

 

楽しいし、飛ばす気がおきん。

加速チェック

飛ばす気が起きなくても1868ccの大排気量を漢として、体感しないわけにはいくまい。

開けた道で2速からアクセルワイドオープンしてみた。

 

『ゴゴゴゴゴゴ!!!』

 

力強いサウンドを伴って豪快な加速!

そしてめっちゃ速い!(速く感じる)

 

実際、相当に速いのだがスポーツバイクのようなワープするような加速ではない。

ヨットになってる状態での(自分がヨットの帆)、風よけが一切ない状態で1868ccの排気量任せの暴力加速!

それなのでめちゃめちゃ速く感じる。

 

でもメーター見るとそこまでではない。

 

車重が300kgあってもこれだけ排気量があれば速いんだな、と感心した。

SSに混ざって走るわけでもなければ動力性能で不満はまず出ない。

総評

極太タイヤで大排気量の直線番長的なバイク。

確かにその通りだが、飛ばさなくても楽しめるし、むしろ飛ばさない方が楽しいのかもしれない。風を遮るものが何もないので、強い加速や高速走行をするときはバイカーがキツイ。

 

しかし、1868ccもあるのに50km/hで走っていて楽しいなんてさすがハーレーだ。

SSは街乗りは過酷だ。

しかしロングツーリングの大半は街乗りであることを考えれば、こんなに快適なバイクもないだろう。

 

ハーレーなんておじさんバイクで嫌だと思う人もいるだろう。

しかし、走りの根源的な楽しさが味わえる稀有なバイクだ。免許取り立ての頃のようなそんな気持ちにさせてくれる。

 

カジュアルな服装で乗り出せるのも魅力だろう。
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