気になるバイク。
自分自身のバイク生活のスタートはアメリカンなのだ。
アメリカンからバイクに入ったため、ハーレー等のビッグクルーザーはいつだって気になる。先日発売されたBMWのR18もロー&ロングの魅力的な車体だ。
ツーリング仕様の派生車種も来年に登場するのだという。
まぁこのバイク、アメリカンではないのだが。
スタンダードなR18の豪華ツーリング仕様
今回登場するのは、既に発売されているR18のツーリングモデルである。
解りやすいところで言うと、ウィンドシールドが装着されサドルバッグが標準装備となった。
乗っている人はわかると思うが、ウィンドシールドもバッグも無い方が車体の優れたデザインが良く見えてカッコいい。
しかし、ウィンドシールドなしのバイクは特に、高速道路を使った長距離ツーリングは涙が出るほどツライ。
風圧との闘いに終始し、必死にハンドルにしがみつくことが高速走行中ずっと続く。
ましてこうしたモデルであれば上体も起きているため、自分の体がヨットの帆になるわけだから。
実際に長距離を快適に走るうえではウィンドシールドは欠かせない。
そして、荷物や飲み物、旅先のお土産購入など泊まりがけの旅には、荷物を入れる場所が必ず必要になる。
このように長距離の旅には欠かせないものが標準装備されたのが、今回のR18クラシックなのである。
エンジンは2020年春に発表されたばかりのBMW R18と同じく、1802ccの空冷水平対向2気筒OHVを搭載。最高出力は57kW(91ps)/4750rpm、最大トルクは怒涛の158Nm/3000rpmを発揮する。
外観は異なり、リヤの両サイドに大型バッグ、ヘッドライトの両サイドにLEDランプ、ヘッドライト上に大型スクリーン(取り外し可能)を装備。実用性を大幅にアップさせた、ゴージャスなバージョンにアレンジ。
フレームはR18と同じダブルループスチールチューブ型を採用。158Nm/3000rpmというバイクとしては驚異的なビッグトルクを発揮する、BMW伝統の空冷水平対向2気筒OHVエンジンには、シフトダウン時の急激なバックトルクを軽減するスリッパークラッチ「アンチ・ホッピング機能付き自己強化型アンチ・ホッピング・クラッチ」が導入されている。
また、エンジンを加速しない程度に意図的に吹かしてリヤタイヤのホッピングを抑える、「エンジン・ドラッグ・トルク・コントロール(MSR)」と2段階のバックトルクリミッターを装備。特に雨に濡れた路面での乗りやすさが追求されているのがポイントだ。
最新の電子制御機能としては、「オートマチック・スタビリティ・コントロール(ASC、解除可能)」、3つのエンジンパワーモード(落ち着いた方向性から順に「レイン」「ロール」「ロック」の3つ)を標準装備。
NEWモデルのR18クラシックには、高速道路走行での疲れを軽減してくれる、四輪ではお馴染みだが、二輪では希有な「クルーズコントロール」を新装備。なお、R18クラシックのシート形状は、R18よりも厚くてフラット。また、R18クラシックのタンデムシートは任意に取り外し可能。大型のリヤボックスを装着する時など、便利な設計となっている。
MotorFan編集部
BMW R18クラシック|BMWが放つ排気量1802ccのビッグクルーザーに「クラシック」が欧州で発表!フロント16インチ化&クルコン装備
ライバルはハーレー
唯一無二が大好きなBMW。
世間一般では大人気のSUVも、BMWはその名前を使わず『SAV』という呼称を使っている。
はたから見れば誰がどう見てもSUVなのだが。
そんなBMWもきっとまた言うのだろう。
『R18にライバルはいない』
と。
だが、このバイクでバイクに詳しくない人のところへ出かければ100%言われるだろう。
『ハーレー買ったの??』
と。
本人(BMW)は認めないだろうけど、ライバルは間違いなくハーレーになるだろう。
ライバルというか競合。
多分、ハーレーに多く乗ってきた人が敢えて変わり種を求める流れで、乗ることはあるのかもしれない。
いや、ハーレー信者はハーレーしか興味ないから乗り換えないかもしれない。
自分自身もこれを買うか、同等クラスのハーレーのツーリングモデルを購入するか考える。
細かなところまでメッキの仕上げが美しく、クラシカルな見た目が魅力のR18。
だがきっとお値段も素晴らしいから、飛ぶように売れるという事はまずないだろうと個人的に予想しております。