怖いもの見たさで見る、という部類に入る。
それぞれ苦手なものはみな、必ずあると思う。
虫が苦手だけど虫がたくさん集まっている状況を怖いもの見たさで見てみたいとか、対象が高いところだったり、お化けだったり様々だ。
温泉で女子更衣室を覗き穴から覗くのは『見たいけど見たい』なので、この場合は当てはまらない。
俺の場合、自分の管理できないもので高速で動くものが苦手だ。
ジェットコースターしかり、スーパーカーの助手席走行しかり。怖い。
ちなみに速くも怖くもないが遊園地のコーヒーカップも苦手である。
だけど、自分で運転するのは好き。
本日紹介するのは世界でも飛び切り有名なドイツにあるニュルブルクリンク。スポーツ系のクルマ好きでこの名を知らぬものはおるまい。ここをプロのドライバーの運転で体験走行できるプログラムがあるというのだ。
自分の運転では借りた車での事故を考えると気が気ではない、でもせっかくならコースを走ってみたいという想いを持って訪れる人には大変素晴らしいプログラムである。
ここでニュルブルクリンクについてのおさらい。
上記コースマップのグレーゾーンが北コース、右下黒いコースが1984年に新設されたGPコースである。
ニュルブルクリンクは1927年に作られた古い20.832kmの北コース(Nordschleife、ノルトシュライフェ)と、1984年に新設された5.1kmのGPコース(GP-Strecke)の2つのサーキットに分けられるが、単に「ニュルブルクリンク」という場合は北コースのNordschleifeを指す場合が多い。
北コースは1927年に豊かな森の中にある古城ニュルブルク城を囲むように建設されたクラシックコースである。
山間部の高低差を利用した変化に富むコースレイアウトに加えて、にわか雨や濃霧など天候の変化という要素もあり、世界有数のドライバーズサーキットとして知られる。また、後述する過酷なコース条件により「スポーツカー開発の聖地」と呼ばれ、北コースのラップタイムはスポーツカーの性能を測る指標となっている。※1
(本文中の画像及び※1はwikipediaより)
こんなコースをサーキットのド素人が借りた車で自走するなんて怖すぎる。
それなのでプロの運転で同乗走行が出来るこのニュルブルクリンク・タクシーが最高なのである。そして、搭乗する車もBMWのM3、M5、日産GT-R、911GT3などそうそうたる顔ぶれ。
料金や現在乗ることが出来る車種は最新の情報を参照してもらいたいが、周辺のレンタカーショップではランボルギーニのウラカンや、アウディR8、マクラーレンの720Sのタクシーも受け付けているそうなので、憧れの車でサーキット同乗走行を楽しみたい人には素晴らしい旅の思い出になるだろう。
下記に動画を貼るが、またその巡航速度たるや半端無いw
さすが本家である。
まずはじめは3人を乗せたM3のタクシーがアヴェンタドール SVとケイマンGT4を追いかけて走る動画だ。
直線では前の2台に離されていくが、コーナーではタイヤを鳴かせながら差を詰めていくスキルは半端無い。
RING BATTLE: Aventador SV & Cayman GT4 * BMW M3 Ring-Taxi
そして次はM3 GTSに乗るドライバーがM5のタクシーを追いかける動画だ。リアの右側にMのカラーリングが入った白いリングタクシーに追いつくが、このタクシー道を譲るどころかさらに加速して逃げる逃げるw
画質と音質がいいのでより臨場感がある。
BMW M3 GTS VS BMW M5 F10 Ring Taxi Nürburgring Nordschleife with external mic + Harrys Laptimer
どうだろうか?
完璧に非日常体験が出来る世界最速のタクシーであるが、このクルマに乗ったら少なくとも一周20kmは降りられない。
怖いもの見たさで乗ってみたい気がするが、ビビリの俺は控えておいたほうがいい気もする、、、。