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BMW M2コンペティション 2020 レビュー。

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Mの咆哮再び。

 

小型の2シリーズへMのエンジンを搭載したM2コンペティションへ再び乗る機会を得た。

各所設計の古さは気になるものの、日本の道路にジャストフィットで、こんなに走りに夢中になれるスポーツカーもそうないだろう。

 

 

 

見て楽しい大型車と乗って楽しい小型車

駐車しておく姿を見るのであれば大きくて長い車の方がカッコいい。

しかし、日本の道路のサイズは決まっていて、車に合わせて道を変えることは出来ない。となると、もう出来上がっている道幅に合わせて車を合わせるという事になる。

 

BMWは2シリーズ、3シリーズ、4シリーズと数字が大きくなるにつれて、車も大きくなる。

 

前述の通り、より上位の数字が大きいシリーズの方が駐車している姿はカッコいいし高性能だが、これがイコールで『走って楽しい』ではないところが車の難しいところであり、面白いところである。

 

M2コンペティションはまさに走って楽しい車の代表選手であり、見た目がケイマンなどのようにツーシーターのカッコいいスポーツカーではないからと、候補に入れないのは勿体ない。

 

この車の魅力は何といっても、その小柄な車体と本物のMエンジンにある。
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BMW M2コンペティション

ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4475×1855×1410mm
ホイールベース:2695mm
車重:1630kg
駆動方式:FR
エンジン:3リッター直6 DOHC 24バルブ ターボ
トランスミッション:7段AT
最高出力:410PS(302kW)/6250rpm
最大トルク:550N・m(56.1kgf・m)/2350-5230rpm
タイヤ:(前)245/35ZR19 93Y/(後)265/35ZR19 98Y(ミシュランパイロットスーパースポーツ
燃費:11.2km/リッター(JC08モード)
価格:923万円

 

全長は4475mmでそこまで小さいという訳ではない。

だが、横から見ると寸詰まり感が半端ない。

あくまで個人的な感想だが、正面からの顔はカッコいいが、それ以外はコミカルな見た目である。
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サイド。凝縮された感じだ。

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シンプルなリア周り。白が似合う。

インテリアは質素。

全体的にプラスチック類多様なところを微塵も隠さない。

半分くらいの新車価格でも、もっと高級感のある車両は多い。それだけ、走りに資金を投入しているのだろう。
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市街地走行

エンジンをかける。

 

バフォン!!

 

このMモデル系の始動音は車好きの琴線に触れる素晴らしいサウンドだ。

これからハイパワーエンジンの車に乗るんだぞ、と背筋が伸びる思いがする。

こういうのは車好きはたまらない。

 

視界は広く、見通しも悪くないので運転しやすい。

 

街中へ繰り出す。

 

街中を普通に流している限りはアクセルレスポンスがピーキー過ぎることもなく、ブレーキタッチもソフトで運転しやすい。ただ、一度だけゆっくり発進しようとしたらエンスト寸前みたいな挙動が起きて驚き。

DCTだからこうした事は起こりうるのだろうが、まさかのクラッチの無いオートマ車でエンストしそうになるとは。

 

タウンスピードで走る限りは全くストレスなし。

多少はマンホールや段差でショックは来るものの、同じコンペティションでもアバルトの595コンペに比べたら振動は皆無に等しい。

 

アクセルも踏み込まなければ盛大に吠えることもない。

 

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加速チェック

スポーツモードに変更し開けた道で加速チェックをする。

トランスミッションはマニュアルモードだ。

 

高回転まで引っ張ってギアチェンジすると、DCTのキレの良いシフトチェンジ。

踏めば踏むほどカミソリのように鋭い加速をするM2コンペティション

この小さめの車体にこれだけの動力性能があれば、スポーツ走行は最高に楽しいはず。

 

ただし、一つ気になったのはエンジンサウンド

以前M2コンペティションに乗った時はもっと盛大に吠えた気がする。

今回はなんだか大人しい。レッドゾーン手前まで回してもそう感じる。

走行モードも変えて、他の設定も試したのだが音が気に入らない。

スポーツエグゾーストの有無や排気システムに変更があったのだろうか。

 

総評

日本の道路にジャストフィットなスポーツカーである。

動力性能は文句なし!

しかし、エンジン音が思ったほど鳴かずここだけは不満。

スポーツエグゾーストがついていないモデルだったのだろうか。

もしそうだとすればそれは必須である。

 

なんせ、M2コンペティションは音が最高だという印象がずっと残っていた。

個体差なのか仕様変更なのか、以前同じ場所で乗った18年モデルのM2コンペティションの方は鳥肌物のいい音がしていたので、それが個人的に残念でならない。

 

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