のぶろぐ13。

毎日が夏休みの人生。

BMW 840d カブリオレ2020 レビュー。

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贅沢な組み合わせ。

 

BMWのフラッグシップである8シリーズ。大人2人で優雅にツーリングするような目的に使う贅沢カーだ。そこへ、趣味性の強いオープン装備。

贅沢極まりない優雅なオープンカーが完成した。しかもこの車はディーゼルなのだ。想像以上に良かったディーゼルの走りを紹介するぞ。

 

 

 

ディーゼルはあまり好きではないけれど、、、

基本的にディーゼルは好きではない。

好きではない理由は『音』だ。音が魅力的ではないから、ディーゼル車はあまり好きではない。

しかし、数年前よりもディーゼルはトラック然としたガラガラ音も影を潜め、あまり気にならなくはなって来た。

 

しかし、今回の840dカブリオレ

そもそも目的が通勤用を想定している車ではなく、週末のお出かけ用の車だ。

天気のいい日の海岸沿いを走るような、アメリカ人をターゲットにしたような車だろう。

 

そんなたまに乗る趣味車がガラガラ音のディーゼルってどうなんだ?!

 

これが試乗する前の自分の率直な印象だ。

しかし結果は良かった。

勿論金額が高い事もあるけれど、音にうるさい車好きでも欲しいと思えるようなレベルである。
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BMW 840d xDriveカブリオレ
全長×全幅×全高
4855×1900×1340mm
ホイールベース
2820mm

車両重量
2010kg

最高出力
320ps(235kW)/4400rpm
最大トルク
69.3kg・m(680N・m)/1750~2250rpm
種類
直列6気筒DOHCターボ (ディーゼル)m
総排気量
2992cc

タイヤサイズ(前)
245/45R18
タイヤサイズ(後)
275/40R18

 

新車価格
13,340,000円

 

ディーゼルなので馬力はそこまで大きくない。しかし、3000ccにも関わらずトルクが69.3kgmもあるのは流石のディーゼルパワー。

幌をおろした状態の横からの姿はBMWらしくないカッコよさだ!
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ホワイトレザー。
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ギアセレクターレバー。この辺は他のBMW車と同じ。

 

後席もなんとか大人は座れる。

右側運転席側は身長172cmの筆者のジャストポジションに合わせた場合。

後席左側は広く見えるが、助手席はかなり前に出ている。

後席に乗るなら子どもか、大人なら短時間。

広い荷物置き。

運転席のシートの座り心地は良く、長時間のドライブも快適そうだ。
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市街地走行

はじめは幌を閉じた状態でスタート。

オープンカーによくある軋み音もなく、特段問題なし。走行中も50km/h以下であれば開閉することが出来る。

 

運転し始めてまっさき思ったのが、低回転からのトルクの厚さ。

 

大排気量車のごとく、アクセルを軽く踏むだけで軽々と車体を前に押し出す。とても2t以上ある車には思えないほどの身のこなしである。

 

車線変更もワンテンポ遅れる事もなく、軽々と動く。

道路の上をスイスイと滑るように動き回るので、運転していて楽しい。

 

それもそのはず。

 

最大トルクは69.3kgmだが、わずか1750rpmから発揮されるのだ!

アクセルを踏んで動き始めた直後にはトルク70kgm近い走りになるので、動きが軽いのも納得できる。

 

走行しながらオープンにしてみる。

 

ボタンを押し続けることで15秒ほどで開閉が完了する。

 

左右の窓を一番上まで閉じていれば、そよそよと風が頭上を撫でていくだけだ。

今の秋の季節には最高に気持ちよい。

 

そして、分厚いトルクがわずかなアクセル開度で車体を動かすから、贅沢な事この上ない。

 

乗り心地も良く非常に快適。

 

加速チェック

さて、途中でスポーツモードに入れて開けた直線でマニュアルモードで加速してみた。

トルコンATは、高回転で繋ぐと変速時に大きなショックが出る事がある。

今回も例に漏れず、2速から3速にかけては車体が大きく前後に揺すられる。

この辺のスポーツ走行はやはりDCTが得意。

 

しかし、それ以降のギアの変速は問題なくスムーズ。

 

0-100km/h加速も5秒をギリギリ切る位なので、ビックリするほど速くはないけれど車のキャラクターを考えれば十分満足できる速度だ。

 

必要十分な速さ!

 

スポーツモードに入れるとマフラー音も大きくなり、気分も上がる。

 

総評

エンジン屋のBMWだから、直6やV8ツインターボのM系エンジンも気になるのは確か。

しかし、この車はカブリオレである。

ガンガン飛ばすのであれば、そもそもクーペを選ぶはずだ。

 

この車を選ぶという事は、1人もしくは大切な人を乗せて、キレイな景色の中を風を感じながら走りたいはずだ。

1750rpmから発揮される70kgm近いトルクは、常にエンジンを静かな状態で保たたせている。

 

つまりそれは流れる音楽も2人の会話も邪魔をしないという事だ。

 

エンジンを、速さをストイックに楽しみたければV8ツインターボの850もM8もある。

 

ゆっくりと優雅に走るオープンカーにディーゼルエンジンは意外にも相性がいいのだ。

 

 

個人的にはすごく気に入った車!

ディーゼルのオープンカーなんて、、、といわず、同価格帯モデルを検討する際には是非候補に入れて欲しい車である。
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