日が長くなったが暑い時間も長くなってきた今日この頃。
BMW Motorrad(バイク)のR1200RSに乗らせてもらった。
このバイクは以前から気になっていたバイクの一つで、前傾過ぎない楽そうなライディングポジションにBMW伝統の水平対向二気筒エンジンを搭載。
お顔はS1000RRと似たアシンメトリーだ。(左右ほぼ同じだが)
スポーツ走行も出来るし、ロングツーリングもへっちゃら、事前情報を聞く限り無敵のバイクだが実際の乗り味はどうか?
少し日が傾いてきてはいるが、まだ暑い夕方に乗ってみる。
スペックは以下の通り。
エンジン型式
空水冷4ストロークDOHC水平対向2気筒、1気筒あたり4バルブ
ボア x ストローク
101 mm x 73 mm
排気量:1,169 cc
最高出力
92kW(125PS)/ 7,750rpm
最大トルク
125 Nm / 6,500 rpm
圧縮比
12.5 : 1
ミッション 6速
駆動方式 ドライブシャフト式
タイヤ、フロント
120/70 ZR17
タイヤ、リア
180/55 ZR17
全長
2,200 mm
全幅(ミラーを除く)
790 mm
全高(ミラーを除く)
1,350 mm
シート高、空車時
760 mm
インナーレッグ曲線、空車時
1,720 mm
車両重量
244 kg
燃料タンク容量
18 L
約1200ccで125馬力もあるので遅いはずはないだろう。あとは乗ったフィーリング。またがってみるとシート高の低さにビビる。
760mmと!
日本仕様だからなのかもしれないが、ちょっと低すぎる気がする。俺は身長172cmだが、両カカトべったりで軽く膝が曲がるくらいだ。
BMWよ、君達が思っているほど日本人は足が短い人ばかりではないぞw
まぁポジティブに考えれば、街中のストップ&ゴーは両カカトべったりで安心感があるし楽チンだ。ワインディングロード走るときには、もう少しあげたくなるかもね。
エンジンをかけてみる。
ドコドコと元気なエンジン音だ。結構荒々しいサウンドでビート感がある。
直列4気筒のようなきめ細かいエンジン音ではない。
手元の操作でサスペンションの高さまで変えられる事が現代のバイクを痛感させる。壊れたら高いんだろうなぁ(泣)
電子制御が増えることにより楽に、速く、快適に乗れる反面トラブルが起こった際はお店でないと手に負えなそうで、嬉しいと悲しい半々である。
街中走行で動かしてみるが、当然遅いこともなく極めて快適。姿勢も楽。
ウィンドシールドも視界を遮らず見やすい高さだ。
前述の通り足つきもめちゃいいので、街乗りでも不安感は0。
開けた道でアクセルをワイドオープン&オートシフターを使ってみる。
やっぱりバイクの速さは全身で体感できることもあり、四輪とは全然違う気持ちよさがある。充分な速さだ。ホントに速い。ただ、サーキットのロングストレートでは、もしかしたら最高速が頭打ちになりそうな感じだが、公道で走っている分にはホントに充分。
調べたら0-100加速が3.3秒。
遅いわけないでしょw
ただし気になったのがオートシフターの出来。
これはまだ慣らしが進んでいないせいもあるかもしれない。
1→2速、2→3速ではすごいギクシャクする。例えて言うとMT車で半クラなしでいきなり1速につなげたようなショックがある。それが、ランボルギーニ等のシングルクラッチのようにショックも楽しさに繋がっていれば良いが、ただただ不快なだけだ。
ギアが変わった瞬間、唐突に速度が伸びるような感じもある。
4速から上とクラッチレスのシフトダウンは全く問題ない。
S1000RRの時はこんなことはなかった。
慣らしが進むことで解決するのであればよいが、このシフトショックが直らないのであれば他の部分がいいだけにすごく勿体無いと思う。