思ったよりも早かった納車。
昨年の11月頃に申し込みをしたCB1100EXファイナルエディション。
納車予定は今年の秋頃だから1年位待っててねという状況だったが、予定よりも2カ月早く届いた。天気の良い日にバイクを引き取りに行って来た。
納車日は快晴&激暑
今までは自由人だったのでいつどんなタイミングでも出かけることが出来たが、今は小さい子どもがいるので自分の自由にはならない。
妻の予定も聞き、日程を合わせ、尚且つ天気が良い日に引き取りに行きたい旨をバイク屋さんに伝え了承を得る。
元々バイク自体が趣味の乗り物なので、
『雨が降ったら納車日は延期で。』
が普通に通用するので助かる。
ちなみにスーパーカーも雨の日の納車は原則無しで通用する。
やはり普段乗る車ならまだしも、天気の良い週末にしか乗らない大人のおもちゃは極力雨にぬらしたくないもの。
天気が良く暑すぎる事だけが欠点だったが、我慢できる範囲だったので車両の引き取りにバイク屋さんへ。
所せましと並ぶバイクの大群に囲まれ、書類の手続き、最後の署名。今後の初回点検の案内など。
そして、車両の操作説明をするので外で自分の愛車と対面。
これ。
CB1100EXファイナルエディション。
自分が生まれるよりも前の時代に走っていたバイクを現代の技術でそのままのデザインで復活させたようなバイク。
このバイクには二輪車の、ホンダの歴史が詰まっているんだ。
MOTOGPでも大活躍で、CBRに代表される速い乗り物を作るのが得意なホンダが、徹底的に質感と昔ながらの乗り味にこだわって作ったのがこのCB1100。
その最も顕著なポイントがこのクラシカルな見た目と1140CCの空冷4気筒エンジン。
試作品の段階ではヒュンヒュン高性能にまわりすぎるエンジンだったため、敢えてドロドロして重い感じのエンジンフィーリングになるように作り直したというホンダ開発陣のこだわりよう。
作り手の意志やこだわりが感じられるモノは大好きなんだ。
CB1100。
メカメカしい空冷エンジン。
初めてエンジン音を聞いた妻の感想は
『車の音みたい。』
自分が嫌いな金属風プラスチックやメッキ調パーツではなく、バッチリ金属とメッキで仕上げられているのも所有欲を満たしてくれる。
だから当然だが重い。
サイドスタンドを立てて横に傾いているのを起こすだけで声が出る重さだ。
車重が260kgほどで馬力が90psなので、四輪に換算すると約350ps相当のパワーを発揮する。
赤い色にして良かった。
キレイな塗装。
走行距離は1kmからスタート。
空冷4気筒1140ccエンジンで最高回転数は9000回転。これを6速MTで操作するんだ。
スタッフさんに見送られヨロヨロとお店を後にした。
初めてのバイクってクラッチミートのポイントとか色々わからなくて怖い。
5分位は相当ビビりながら運転し帰路につく。
最小限しか給油されていないのでこの後ガソリンスタンドへ。
驚いたのが使用燃料はレギュラーガソリン。
うちにある乗り物で唯一のレギュラーガソリン車だ。さすがホンダ。満タンにしてエンジンをかける。
セルモーターが回ってエンジンがかかるまでが早い!
以前乗っていたドゥカティは
『キュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル、、、、ぶ、ぶ、、、、ブーン!』
って感じだった。新車時から。
CB1100は
『キュ、ブーン!』
だ。さすがホンダ。
ニュートラルも入りやすいしクラッチレバーも軽く、シフトタッチも優しい。そして操作が軽い。ハンドリングも気難しい感じがなく、船にでも乗ってるようにフワフワしてる乗り心地でふんわり曲がっていく。
露天風呂みたいなバイクだ。
気難しい事が何一つなく、全てが丁度良い手のうち感。
街乗りの法定速度で満足し、このままずーっと走っていたいと思えるフィーリングなんだ。
初日のファーストインプレッションはこんな感じ。
とにかく最高で、今度は天気の良い日に遠くに乗り出そうと思っている。
素晴らしく気に入ったのでこれからも大切にしていこうと思う。