想定の30倍の積雪。
今回、先日当選したGoProを使ってツーリングに行って来た。
久しぶりに友人と走るので目的地は迷った結果夏に良く行く利根沼田望郷ライン。寒い日が続いているけれど遮るものもないし、道路は大丈夫でしょう!と2人で意気投合して行ったが全然大丈夫じゃなかった話。
GoProから取り出しているのでいつもよりも写真が多めです。
冬のツーリングの注意点
冬のツーリングは夏のツーリングと違い季節に起因するリスクが多い。いつも気をつけている事は以下の通りだ。
①凍結の恐れがあるため早朝には動かない(起きられないから問題なし)
②凍結の恐れがあるため夏よりも早めに帰る
③標高の高いところには行かない
この3つは昔から守り続けている。
それで待ち合わせの時間を10時に設定したのだが数十分前に友人からバッテリー上がりのため動かない、と連絡。なんとかしてもらってるうちに別の集合場所に向かって進む。
今日はGoProを使っているのでいつもは撮れない状況で写真が撮れる。
初めてでタンクバッグを装着してしまったのでこれは失敗。
前傾のバイクでタンクバッグがあると視界を妨げる。
走行中の視界。
タンクバッグを相当下にずらしてみた。
映像の邪魔にはならないが運転の邪魔。もとに戻す。
バッテリーが復活した友人と落ち合う。
VFRを見て
『会うたびにバイクが違うんだけど。』
大丈夫!
予定より遅れているから行こう!
いつもは交通量の少ないワインディングを通って行くけれど、冬季は積雪&凍結で危険なので主要道路を使って走る。
対向車線から来たライダーが手を振ってくれた。
お気をつけて。
バイクのこんなコミュニケーションが面白いし、こんな映像がとれるのはGoProならでは。
目的地の利根沼田望郷ラインへ行くため坂道をグングンと登っていく。
周りの景色は次第に白くなり、とうとう真っ白な世界に突入。
利根沼田望郷ライン。
雪原の中のツーリングは開放的で素晴らしい。
バイクは全身むき出しだからまた気持ちよさは格別なんだよね。
道路は雪が無いので安心。
この道は四季それぞれで表情を変えるのでいつ来ても楽しい。
寒そう!
って思うでしょ。
それが全然。日が出てると暖かいし、現代のバイク用品の防寒性能は昔と比べ物にならない。むしろ暑いくらいだ。
一面雪。
さて走り出そう。
インカムでどうでもいい話とVFRの自慢をしながら進む。
結構標高の高いところに来たが陽が出てるからだいじょう、、、、
?!!!
ちょちょちょちょ!!!まったまった。
一度ここで停まろう!
前の路面の様子がおかしい!
歩いて数十メートル先の道を見に行く。
凍ってる。
タイヤの通るところだけは何とか舗装路面が出ているけれど。
ちなみに結構この凍結区間が長く、上の写真はまだ露出している路面が広いエリア。
友人とここで引き返すか、ここを乗り越えてしまえば後は下がるだけだから行くか相談。
相談の結果直進する事にした。
新車購入後200kmしか走ってないバイクを絶対に倒したくない。
ここ10年で一番集中。
正面に本日最大の狭路を発見。露出している路面3cm位しかないぞ(泣)
無事に抜ける。
最大の難関を超えたので素晴らしい景色を見ることが出来た。
写真を撮る。
何枚かいい写真がとれたので先に進む。
が、、、!
今度は全面凍結。
これは流石に無理。
友人と引き返すことに。
またさっきの道を通らなきゃいけないじゃないか!!(大泣)
キケンゾーンの前に停め友人とルート選定。
邪魔な氷を友人と踵落としで破壊し、この後の成功率を僅かでも上げる。
1人が補助して1人ずつ抜ける作戦に。
最悪倒れてもエンジンガードがあるハーレーから先頭で。
もうちょっと左、、、
あ、行き過ぎ。
後ろから補助。
この間もインカムで『何やってんだろうね』と話していた。
次はワタクシの番です。
フロントタイヤが見えない、エンジンガード/スライダーなし、先月購入の新車。
自分を追い込む条件としてはこれ以上なし。
大成功!!
この区間で体力と気力の99%を使った。
しかし無事に攻略できて良かった。
安全運転で戻る。
帰りは高速道路で帰る。
塩カルは凄くても雪はないだろうと。
スキーやスノーボードを積んだ車に紛れて走る。
自分たちの判断ミスと自業自得により大変な目に遭ったが、お陰で雪とバイクという一生忘れられない美しい写真を取る事が出来た。
登山にでもいった気分だ。
本当に危ないのでもう行かないけれど、たった一日で
・恐怖・安堵・達成感
を味わったショートツーリングだった。
GoProで撮影した写真も入れてみたけれどどうだろうか。
また使ってみようと思う。
本日のベストショットはトップにもある以下の写真です。