車も物も多くの富裕層が求める物が同じ理由。
これは自分よりもよっぽど人生経験を積んでいる人から聞いた話だ。
本当のお金持ちは価値が目減りする物を買える人だという。
一般的にお金持ちは価値が下がらない物を好むと言われるがこの言葉の意味は。
お金持ちは価値が下がらないものを買うのが基本
お金に一番困っている人が買うものは負債になるモノや、安いからという理由で飛びつく本当は欲しくも無いものである。
これが人生が軌道に乗り始めると選ぶものが変わってくる。
住む場所で言えば面積の広い都心まで遠い郊外を選ぶ人から、狭くてもいつまでも価値が下がらない都心部に家や土地を買う人が増える。
時計趣味で言えば時間が正確に表示されるクオーツ時計から、機械式時計へと変わっていく。
不便ではあるものの、その方が価値が高いものが多く購入時の金額よりも高く売却できるものも多い。
車で言えば世の中多く走っている車の大半は減価償却的に価値が下がっていくが、車両金額がある一定ラインを超えた車はそうはならないものが増えてくる。
どれも初期投資額は大きいのだが、10年後にタダになるモノと値段が付くものを持ってるのとでは大きく変わるのである。
お金を稼げる人は目先の事だけでは無く、遠くの未来まで見通すことが出来る人だ。
そこで本日の『本当のお金持ちは価値が目減りするものを買える人』についてだ。
価値が下がらないモノを買うのがお金持ちではないのか??
基本は勿論そうである。
しかし、その上を行くお金持ちは価値が下がるものを買える人なのだそうだ。
ロールスロイス>フェラーリの方程式
車で言えば華やかなフェラーリを購入できる人の方がお金持ちに見えるが、それよりも新車でロールスロイスやベントレーをオーダーする人の方が一般的にはお金持ちなのだそう。
例えばフェラーリは購入金額も高いがリセールもまたとんでもなく高い。
その証拠に正規ディーラーでのフェラーリの残価設定で残せる金額は最大75%にもなる。
勿論目安であり将来の事は分からないので絶対ということは無いが、自分の経験上でもフェラーリは一度買ってしまえば大きく損をすることがない車だという実感はある。
目安として1000万円で購入した車は3年後に75%の750万円以上の売却金額が見込める。(車種や程度にもよるし、新車でそんな安い車はないが)
これが例えば最高級車の代名詞ロールスロイスやベントレーになるとそうはいかない。
新車価格から75%落ちなんて珍しくない。
購入した瞬間に世の中の大半の車と同じく、かなりの金額が無くなるのだそう。
例えば5000万円の売買契約書にサインした瞬間に約2500万円の現金が吹き飛ぶのである。長く乗って楽しめばもっと価値が落ちる。確実に。
スーパーカーメーカーでも同様のブランドがあるが、それでも購入に踏み込めるって本当に尊敬する。
なんせフェラーリでは使える
『買ってみて、維持できなくなったら売ればトントン位になるから』
という技がこれらの車には通用しない。
売っても購入金額が戻ってこないから一方通行なのである。
値段が落ちても欲しいと思わせる魅力
これらは上記の超高級車に限った話ではなくアウディのRSモデルやBMWのMモデル、ベンツAMG他全般にも言える事である。
実はこうやって車の資産性を見て買い物をしていくと、ある程度のお金持ちが購入する物ってみんな似たり寄ったりになる。
そこから外れて、本物のリスクを背負って好きな車を購入できる人はとてもカッコいいし尊敬できる。
自分もそうなりたいと思うのである。