事故にあったら大変な先進装備。
バンパーとは本来衝突時に衝撃を吸収するための素材の事を言うのだそうだ。
それが今ではバンパー内にカメラが内蔵されているので、ぶつけようものなら大変な事に。便利な反面、一事故が大変な事になりそうだ。
そんなQ8の先進装備を紹介。
遠いと見えるが近いと全然見えないデブディ
サイズの大きい車や視界の悪い車は皆そうだが、このQ8も目線が高いので遠くの様子は良く見える。が、あと少し進みたいときとか、もう少しだけ端に寄せたいときはその”少し”を把握することが大変困難だ。
今までは事前に見ておくというセオリー通りのやり方をするしかなかったものの、このQ8では360度にわたってカメラが取り付けられている。
ホイールと縁石までどのくらい距離があるのかなどは車から降りずとも、カメラで任意の部分を表示させ確認できる。
それにプラスして音で教えてくれるので、運転手としてはかなり助かる。
こんな機能がついている車は便利だが、これに慣れるとこの機能が付いていない車に乗った時に苦労しそうだ。便利は人をダメにする可能性がある。
既にダメだが。
日中は液晶が反射して見づらいが、先日出かけた時にその状態を撮ってみた。
前向き駐車しようとしている図。
一度に行けばいいのだが、一旦途中で停まってしまうと後どのくらい進めるのかが分かりづらい。
そんな時に任意のカメラを起動させることが出来る。
これは運転中もずっと表示させることが可能だ。
目が回るが。
上から見た俯瞰映像とフロントカメラを表示している。
例えば自車の後ろを車や全裸の人が通ると、そのままずばりの映像で画面にリアルタイムに映る。
もうちょっと行けそうだなって確認。
フロントバンパーに森が近づいているので
『ピピピピ』
とサウンドで注意を促される。
ちなみにこの警告音も音量を0から最大まで変更可能。
カメラの一覧画面。右側から
①3D映像
②フロントカメラ広域
③フロントカメラ狭い
④俯瞰カメラ(上から)
⑤後方カメラ狭い
⑥後方カメラ広域
⑦フロントタイヤ両輪
⑧リアタイヤ両輪
360度カメラ。
後ろにネコやキリンが通っても映像を瞬時に合成して、この画面にリアルタイムに歩いている位置で表示される。
フロントタイヤの映像。
この映像を見て狭い所に駐車すれば少しは安心できる。
3D映像は指で好きな向きに動かすことが出来る。
周りに停まっている車も実際に停まっている車と同じ場所と形。
そして便利機能はカメラ機能だけにあらず。
たくさん買い物をして帰ってきた時はバックドア付近についてる車高を変更するボタンを押す。アップとダウンがある。ダウンをタッチすると
『プシュー!!』
と音を鳴らしながら限界まで車高が下がる。
これで荷物の出し入れがしやすくなる。
横から見るとこんなに下がっている。
前後輪ではなく、後輪だけ下がる。これは1/5の車高。(車高1低い~5高い)
ちなみにこれは通常の3/5の車高。
後2段階あげる事が出来る。下げる事も。
普段はオフロードモード(高さ④)で走っていて、高速道路でダイナミックモードに変更するとアクセルレスポンスが変わるのと同時に車高が②まで下がる。
グッと身をかがめて強い加速に耐える仕様になるのだ。
実際この車の用途を考えると全力で飛ばす様な機会はないのだけど、まだ把握できていない程多機能で、おもてなしの車なのである。
ちなみにトノカバーも電動で動く。
バックドアを開けると荷物を出し入れしやすいようにトノカバーが電動で格納される。
荷物を車内に入れてバックドアを閉じるとトノカバーが戻ってきて、外部から荷物が見えないように隠してしまう。
安心してエロ本も置いておける。
手足のように動くスポーツカーでなくても、気の利いた秘書のように仕事をしてくれるQ8。こんな車との付き合いも意外と愛着が湧くもので新しい発見なのである。