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魅力度ランキング44位に物申す群馬県知事、世論を味方につける。

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物申す県知事。

 

意見をハッキリ言う人は大好きなんだ。

思っていても言わない事が日本ではなぜか美徳とされる傾向がある。しかし、多くの現代人は昔の人よりも”察する能力”が著しく低い人が多いため、ハッキリ伝えるという事は双方にとって有効な手段だと思う。

 

 

 

事の発端は魅力度ランキング44位を受けて

自分の場合だが、渡り鳥のようにあちこち放浪して今は群馬県にいる。

地元ではない群馬だが、何年も住んでいると魅力なところやそうでないところも多くわかってくる。

それで、外来者として群馬県が魅力ない最下位クラスの県か?というとそうではないと思うのが本音。

逆にどこが最下位クラスかと言われるとそれもまた難しい問題だが、然るにこのランキング自体が見当違いなランキングなのだろう。

 

どこの県にも魅力的なところは多くあり、そうでないところも多い。

どこかが突出してどうという事は無いと思う。

 

実際群馬県には温泉もスキー場も多い。

世界遺産に登録された途端慌てて入館料を値上げした製糸場もあるし、渋川市などは全国的にも有名なAV男優の出身地という事もあり、その地をどうしても訪れたいという人たちが後を絶たない。

毎週末、渋川インターに県外ナンバーが大行列を作る。

 

榛名山には多くの人が一度は見てみたいと訪れる男根岩という岩がある。

その麓には珍宝館があり、こうしていくつか並べるだけでも、とても魅力的な観光地がある県であることは容易に想像できる。

 

それを、ものすごく簡単なアンケートだけで魅力度ランキングと作ってしまった事に問題があったようだ。

以下のような設問1つでアンケートをとったようだ。

 

ブランド総合研究所に確認してみると、確かに設問は1つのみ。

「どの程度魅力的に思うか」だけだという。

回答は5択で、①とても魅力的②やや魅力的③どちらでもない④あまり魅力的でない⑤まったく魅力的でない-から選ぶ。回答者全体のうち、①と答えた割合(%)に100、②と答えた割合に50をそれぞれかけ、その数を足し合わせて点数をはじき出す。この点数をもとに、順位付けしている。

 

知名度ランキングなら問題はなかったのだろう。

魅力度ランキングなんて言うから観光地として絶大な自信を持つ県知事がだまっちゃいない。

 

ランキングは民間シンクタンク「ブランド総合研究所」(東京)が公表。

山本知事は10月12日の会見で、根拠が不明確だとして、「法的措置を含めた検討を始めた」と述べた。

この日の答弁で山本知事は、学校の人気者ランキング投票になぞらえ、「ビリとされた子が『なぜか』と怒ると、ランキングを作った方が何をマジになっているのか、ジョークで流せよと言われているのと構図が似ている」と指摘した。

 

その上で、「(法的措置発言をした自身について)過剰反応はおかしい、自虐的に笑い飛ばせ」と指摘されているが、「強者の論理だ。(ビリと)言われた方の立場に立っていない。いじめはこうして始まる」と反論した。

 

さらに山本知事は、「(県民は県に)愛着を持っている。そういう人に、地域事情を知らない人が人気投票であなたの地域が一番魅力がなかったという。それは多くの県民が不愉快に思う」と指摘した。

 

強い語調で答弁した山本知事は最後に、「つい興奮してしまった」とも話し、ランキングに激怒していると相次ぎ報じられたことを気にかける一幕もあった。

県は今年7月、ランキングの信頼性などに関する調査結果を公表し、「多角的な指標による総合的な評価が行われておらず緻密さに欠ける。魅力度を適切に示すとはいえない」と批判。山本知事も再三、疑問視する発言をしていた。

 

産経新聞

魅力度ランキング44位に「法的措置」発言 群馬・山本知事「いじめの構造」

 

当初はまさに知事が言っているように

『そんなことで熱くなるなよ!』

という意見が圧倒的だった。しかし、現在では知事の主張に同調する意見が多くなり、世論を味方につけたように見える。

確かに言っている事はよくわかる。

 

以下ヤフーからのコメント一部。↓

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余程の旅行好き以外遠くの県の魅力なんてわからん

現在自分は群馬県在住だが、そんな自分にとって関西やそれよりも下になるとほぼ国外。近隣の人はたくさん魅力が分かっても、例えば自分に

大分県の特産品を1800個答えてみよ!』

と言われても、ホントに何もわからん。

 

それは反対側からしても同じことだ。

何となく毎年続けられていたランキングだけれど、こうして意見を言う人が出てくると変わってくるかもしれない。

 

”何も思わないから何も言わない”

”好きに言わせておく”

 

それも一つの方法だけど、日本ではありがちな対応だ。

大抵そうだ。

 

いじめの場合その対応で解決する可能性はゼロだ。

 

 

納得いかないから声を上げる、行動を起こす。

 

 

県の中からも外からも、負け犬の遠吠えみたいにぼろくそに言われる事をわかって、それでも発言するのはなかなか出来るもんじゃない。

 

群馬県の魅力の1つに山本知事がいるからというのも1つ追加されたと思うよ。

www.nob13.net

 

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