黙っちゃいられない。
群馬県知事は47都道府県の魅力度ランキングで、群馬県が昨年から更に下がって44位になった事に”納得がいかない”と法的措置を含めた検討を始めたという。
これに対して群馬県民を含め多くの人は『大人げない、、、』と冷ややかだが、自分は逆ですごく好感が持てると思ったぞ。
全国都道府県の魅力度ランキング44位に怒りの群馬県知事
まずは今回の経緯はコチラ。
民間シンクタンク「ブランド総合研究所」(東京都)の令和3年の都道府県魅力度ランキングで、群馬県が下位の44位(前年40位)に沈んだことが判明し、山本一太知事は12日の臨時会見で、ランキングの根拠が不明確だとして、「法的措置を含めた検討を始めた」と明らかにした。
都道府県魅力度ランキング 会見では、「なぜ(前年から)結果が下がったのか理由が判然とせず、根拠不明確なランキングによって県に魅力がないとの誤った認識が広まる」と懸念を表明。ランキングは県民の誇りを低下させるほか、観光業など経済的な損失にもつながると指摘した。 山本知事は「群馬で生まれ育ち誇りに思い、多くの県民もそう思っている」とし、「(根拠不明確なランキングで)群馬を低く位置付けることは県民に対し失礼だし侮辱している」と語気を強めた。
今後、内容を精査し、弁護士とも相談のうえで法的措置を検討するとした。 山本知事はこれまで再三にわたってランキングに不快感を示し、今年7月には妥当性や信頼性を検証した庁内チームの調査結果を公表。
「多角的な指標による総合的な評価が行われておらず緻密さに欠ける。魅力度を適切に示すとはいえない」と批判していた。 近隣の自治体では、茨城県が最下位の47位(同42位)、栃木県が41位(同47位)で、北関東3県の低迷が続いている。
群馬県知事「法的措置検討」 魅力度ランキング44位
群馬県出身ではない同県在住の自分が思う実態
実際問題、北関東というだけで何となく”関東ではない田舎”みたいなちょっと外れ感があることは間違いないだろう。
その昔、天気予報を見ていた群馬県民。
天気予報士が
『明日は関東と群馬県は概ね晴れるでしょう。』
と言った事に対して
”群馬県も関東だわ!ボケ!!”
と言ったエピソードも聞いたことがある。
グンマーネタと言い何かとネタにされる北関東組だが、それがイコール魅力が無いという事ではないのは住んでいて明らか。
スキー場や温泉、観光地も多い群馬県。
温泉好きの自分は良く草津温泉を始め県内各地に出かけるが、週末はほぼ首都圏ナンバーだ。
緊急事態宣言も行動制限も全て無視!!
群馬ナンバーかと思えば練馬ナンバー。
つまりそれほど多くの人が旅行に来ている県なのだ。
それで、観光地出身と言われる同県知事。
県の魅力発信に関しては人一倍造詣が深いのだと思われるが、納得いかない事に反対意見をハッキリ述べる事は重要だ。
逆にこれが出来ない人が何と多い事か。
ミサイルが発射されようと、島に上陸されようとも
『誠に遺憾である』
としか言わないいじめられっ子みたいな政治家より、余程好感が持てる。
実際、魅力度ランキング44位の割にはあまりに多くの来訪者がいる群馬県。
行楽シーズンなどは近所のインターの出口が県外ナンバーの車で大渋滞を起こすほどだ。
裏山の榛名山も県外ナンバーで大渋滞なので意図的に避ける日も多い。
だから、”実態を反映していない!!”という知事の意見は内側から見ていて一理ある。
物言わぬ日本人が多い気も、、、
気質的な問題もあるだろう。
多分、サラリーマンだったり和を重んじる環境にいる人は納得いかない事でも、気にしないようにする、声を上げずに飲み込むことに慣れていると思う。
それに対して経営者的な気質の人は納得いかない不利な条件に
『そうですか、わかりました。』とすんなり飲むことは基本的に無い。
”そんなランキングなんて誰も見てないよほっとけ”という気持ちもわかるが、県知事として放っておけない!だから言わせてもらう、やらせてもらうというのは素敵な事だと思う。
言っている事でなく、やっている事がその人の真実だ。
口でなら何とでも言える。
行動力あっていいな~とそんなニュースを見て思っている群馬県在住のワタクシです。