のぶろぐ13。

毎日が夏休みの人生。

ヴァシュロンコンスタンタンVS国産機械式時計、価格の差はどこにあるか!?

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時計の値段ってよくわからん。

 

きっとそう思っている機械式時計初心者は俺だけじゃないはずだ。

時計と言っても基本的には革ベルトの部分などは含まず、あの中心の丸い部分だけでほぼ、その定価をたたき出しているのである。

あんなちっこいのに高すぎるよ、、、。

そう思ったので、先日買った5万円のセイコーの機械式時計と100万円~のヴァシュロンコンスタンタンのシャンベランをよーく比べてみた。

 

 

 

知らない人には絶対にわからない価値の世界

以前、みなとみらいへ行ったときに駅周辺にランボルギーニが数台並んで停まっていた。

お子さんが車好きなのか、そこにいた1人のお母さんが

『たくちゃん!!フェラーリだよ!フェラーリ!!すごいよ!!早くこっち来て見てごらん!!フェラーリだよ!!!』

 

周りに響き渡るほどの大声で”たくちゃん”を呼んでいたことは懐かしい。

 

このように、車の場合は車に詳しくない人でも一目見れば、そのランボルギーニフェラーリだとわかる。

つまり言いたいのは、それが珍しい車だという事がわかる。

 

それに対して腕時計の場合は99%わからない。

 

 

多くの人は腕時計はバイクと同じく全部『腕時計』なのであり、そこに高いも安いもないのだ。

 

実際グンマーであちこちでかけても、

『もしかしてそれってヴァシュロンコンスタンタンですか?!』

なんて一度たりとも訊かれたことはない。

 

唯一、出先の郵便局でやたらスタッフがこっちを見るな!と思った時は、ズボンのチャックが全開だった時だった。

 

 

それ以外の99%から外れる1%はどこかというと、銀座の高級時計店のみだ。

 

彼らは高級時計を販売することを生業としているので、お客さんがくればズボンのチャックよりも腕にしている時計を見るだろう。

当然、土地柄高級時計をしている人は大勢来るはずなので知識もある。

 

そんなほとんど気づいてもらえないのに、なかなかのお値段がする機械式時計。

ブランド料以外に何か違うところがあるのか比べてみる。

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比較する時計【リーズナブルな方】

セイコー 

プレザージュ

SARY095

材質 ステンレス

 

新品価格63800円

 

最近購入した手頃な機械式時計。

ステンレス製だが、金属アレルギーがある自分自身への人体実験も兼ねている。
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比較する時計【高い方】

ヴァシュロンコンスタンタン(世界三大時計ブランド)

シャンベラン

世界限定200本

材質18金

ローターは21金

 

新品価格340万円

 

昨年購入した初のヴァシュロンコンスタンタン。

ハイパーシンプル時計。
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正面から比べる

シャンベランが36mmに対して、プレザージュが40mm。

僅か4mmの違いだが、プレザージュの方が大きくて存在感がある。

 

正面から見てどっちが高級感有りそうか、、、て結構難しい気がする。

少なくとも自分の目には、ヴァシュロンコンスタンタンの方が定価差53倍もあるとは全く思えん、、、。
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裏側を比べる

これはもう笑ってしまうほど明確な差。

扇形のローター(これが腕に装着時に動いて、ぜんまいを自動で巻く)もセイコープレザージュはステンレスのゴールドメッキ。

シャンベランは21金で他のゴールド部分も18金。

 

金の輝きが本物とメッキとでは全然違う。
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ヴァシュロンコンスタンタンは全ての部品が薄く、小さい。

そしてそこに刻まれる彫金も細かい。写真で撮れない。
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ヴァシュロンコンスタンタンのシャンベランの後ろ側は本当に美しい。

しかしセイコーのプレザージュも機械式時計を愛でる楽しみは十分にある。
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セイコープレザージュ。
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ヴァシュロンコンスタンタンのシャンベラン。
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時計の厚さを比べる

こちらがサイコープレザージュ。

厚みがあり、機械式時計してるぞ感がしっかりある。
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ヴァシュロンコンスタンタンのシャンベラン。

半分くらいしかないし軽いので、腕に時計が付いてるか心配になる。
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セイコープレザージュ。
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ヴァシュロンコンスタンタンのシャンベラン。
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両方並べてみる。
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並べると、ホントに倍くらい厚みが違う。

機械式時計は薄く作るのが技術がいるのだそうだ。
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リュウズを比べる

セイコープレザージュ。

しっかりつまむことが出来てぜんまいを回しやすい。
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ヴァシュロンコンスタンタンのシャンベランのリュウズ。

奥まっていてめちゃくちゃ回しにくい。

年取って指先が動きにくくなったら回せなくなりそうだ。

ハンドクリームが塗ってある冬だと、今でも回せない。
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リュウズの先端には『S』の文字。
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ちっさすぎて見えないと思うが、こちらはマルタ十字が刻まれている。
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尾錠を比べる

セイコープレザージュの尾錠。

ステンレスだが、キレイに磨き上げられている。
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シャンベランの尾錠はマルタ十字の18金。

 

総評

目に見える範囲で色々比べてみたが、どうだったろうか。

シャンベランはまず、たまげるほど薄くて軽い。

出先では時々腕を触って、腕時計の存在を確認するほど身に着けている事を忘れる軽さだ。

そして正面はシンプルなドレスウォッチだが、裏面はローターの肉抜きと見事な彫金で所有欲をしっかりと満足させてくれる。

 

これだけ美しくこだわっている部分がオーナーしか見えないというのも、玄人好みな感じがする。

 

それにしてもこの4cm未満の小さな時計が、その辺の車が変えてしまう値段だというのは驚くばかりだ。自分は全然時計通ではないのだが、このブランドの時計には心奪われた。例え一つでも所有できたことはとても嬉しく思う。
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