ノルマ反対。
2021年になり、世の中が動き始めた。
今年は暦の都合上仕事の始まりが早い企業が多く、うちの妻も『明日からが憂鬱だ、、、。』と言っていた。
今日から始まったドゥカティやBMWのショップに遊びに行って来た。ノルマが大変なんだってさ。
新車販売主義
正規ディーラーはこれに尽きるのだろう。
どこへ行っても大半のディーラーは同じことを言っている。
久しぶりにドゥカティのディーラーへ来て話をした。
以前このお店でモンスター1100EVOを新車購入している。故障が嫌で新車で購入したのだが、エンジンの部品か何かが破損して新車納車後3週間ほどで走行不能のお引き取りになった。
あれから数年経つので今はもっと良くなっていると思うのだが、結局イタリア車は新車でも中古車でも壊れる。
なかなかに面白い体験だった。
それで、ここは正規販売店なのだがショールーム内は新車が並んでいて、中古車の販売は見当たらない。
中古車は取り扱わなくなったのかと訊いてみたところ、
『取り扱わないことはないのだが、よっぽどいいタマでない限り大半は業者に流してしまう。理由はとにかく新車を売らなくちゃいけないから。中古車販売に割いている時間がない』のだそうだ。
そして今まではカスタムなんかに割と寛容だったドゥカティだったが、今では純正品しか受け付けない方針になっているのだそう。
例えばレース用部品を注文する場合も、対応した車種の廃車した書類を添付して、公道で使えない事を証明しないと販売すらしてもらえないのだとか。
当然、新車で購入したバイクであれば廃車にした時点でメーカー保証は切れてしまう。
保証を全てなしにして、全て自己責任で管理できる人しか、自由にカスタムが出来ないようになってきているのだ。
勿論、昔から純正品以外を使う場合はそうしたことはつきものであるが、純正以外の部品を装着すると、整備や点検や修理が正規ディーラーで出来ないどころか、お店によっては正規ディーラーの敷地内に入ることも禁止している店舗もあるのだとか。
すごい締め出しっぷりwww
以前所有していたフェラーリの360モデナもコーンズで点検を受けたことがあるのだが、その時も社外マフラーが付いている今の状態では、うちで整備は出来ないと言われた。
だから、フェラーリの現行モデルにノーマルマフラーが多いのは、間違いなくそうした理由が背景にある。
そしてDUCATIであっても車と同じくコンピューター化が進み、今では故障時はほとんどがアッセンブリー交換なのだと。アッセンブリー交換というのは一式交換のことだ。ピンポイントで修理することが出来ないため、修理が高額化する。それを受けて、電装系の故障が出始める前に乗り換える人が圧倒的に多いのだとか。
残価設定ローンで購入し、壊れる前の3年おきに新車に買い替えるパターンが多いんだって。
不要な機能ばかりついて値段と故障リスクばかり上がって、めんどくせぇ世の中になったもんだな。
パニガーレV4。初売りセールで約323万円が310万円なのだ。
月1回くらいしか乗らないバイクには気軽に払えない金額だ。(自分の場合)
100%趣味の乗り物なのにカスタムまであまり種類の無い純正パーツで囲い込むのは、ディーラーの販売手法としては間違ってはないのだが、とても寂しい限りだ。
点検もディーラーにあるコンピューターがないと診断できないとか。
何より高くて買えん。
自分の場合だが、今後は普段の足車には現行の新しい車を購入し、趣味の車には何十年も前のコンピューターの介入が少ない乗り物を買う、という流れになりそうだ。
それしかできん。