汚れやすい物だからこそ、、、なのである。
俺は靴が大好きである。
大好きなのだが、普段オフの日に履くのはサンダルが一番多い。
住まい周辺が通年熱すぎるというのもあるのだが、靴を履くことよりも磨いておいておくことの方が好きなのかもしれない。
営業マンの良し悪しは靴への意識でわかる
自動車で言えばタイヤ&ホイール。
人で言えば靴だ。
一番硬い物に接していて、一般的に一番汚れやすい場所である。
この部分をキレイに維持管理することは大変だ。相当マメさが要求される。
しかし、この手のかかる部分をキレイに維持していれば、安心して任せられる営業マンかもしれない、、、と自分の場合一つ加点対象にはなる。
それはなぜか。
営業職を経験しておきながらこんなこと言うのも何だが、一般的に大半の営業職は不要であると考えている。厳密には、『有効な活躍、もしくはお客様が求める仕事ぶりを発揮することが出来ない営業が多い』ということに原因がある。
家にしても車にしても服の営業にしても、何にしてもである。
営業がいる場合、自分たちが支払う料金には当然その営業担当の人件費も含まれる。しかし、パンフレットを読めばわかる事しか言えなかったり、全然気が利かなくて自分の利益になる事ばかりをお客さんに押し付けて来たりと、そんな営業が多い。
酷い人になるとお客さんの役に立たないどころか、気分を逆なでして終わりである。
だから、そんな人が多いから”大半の営業は不要”と考える。
出来れば良い営業担当にあたりたいと皆考えると思う。
自分だってそうだ。
そのために1つ、営業担当の靴を見ることを提案する。
冒頭でも述べたように靴は汚れやすい。
キレイにしておくためには毎日の手入れが欠かせない。
つまり、靴がきれいだという事はそれだけ気配りが出来て、細かなところにも気づける感性の持ち主の可能性があると考えることが出来る。
2人の営業担当の違い
参考までに実体験での話をする。
事務所に仕事の打ち合わせの件で、他社の営業マンAさんとBさんが来たことがある。
Aさんは身なりもキレイで靴もピカピカに磨き上げられている。
しかしBさんは、ワイシャツの袖が黄ばんでいて、靴も踵が減るどころかソールが少し剥がれている。
自分はそれらを見て『Aさん靴がきれいですね』と声をかけた。
すると靴底が剥がれているBさんが
『そりゃだって稼ぎが違いますからねぇ!Aさんはうちのトップセールスですから!それに比べて自分なんかは、やっすい給料で我慢して、、、(以下長いので略)』
とペラペラしゃべり始めた。
Aさんは何も語らず微笑んでいるだけだ。
ここに全てが表れている。
実際話をしてもAさんだけいれば十分な内容で、Bさんはどこか的外れな事ばかり言っていた。
このように身なりで相手を評価するというのはとても有効なのである。
中でも靴は分かりやすい。
自分自身、高い靴は一つも持っていないけれど(一番高くても3万円くらい)、客先にいくときは汚れていないか気を付けるようにしている。
田舎なので車で客先へ行くことがほとんどだが、靴以外に最低限以下の事には気を付けている。
・ネクタイの位置、結び目(スーツ着用時)
・服のシワ
・毛玉やホコリの有無
・ボタンの掛け違い
・ベルトの位置
・ジャケットの袖から出るワイシャツの長さ(スーツ着用時)
・体臭(汗臭さ等)
・口臭(マウスウォッシュやブレスケア等)
・目ヤニや口の周り、歯に食べ物のカス等が付いていないか
・靴の汚れがないか
等は客先に向かうときと訪問する直前で2回チェックするようにしている。
実際、たくさんの事を気を付けていても、相手に気に入ってもらえる保証はない。
だけど、話すよりも前に嫌われる要素をわざわざ持っていくことはない。
安い靴でもいいから毎日キレイにしておく。
これって年齢の上下問わず出来ない人って多いもの。
会社にいつも偉そうな上司がいるのであれば、ぜひ足元を見ていただきたい。