のぶろぐ13。

毎日が夏休みの人生。

泣いている赤ちゃんを放っておいても成長には影響しないという研究結果が!?

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俺は元保育士である。

 

子どもなんて好きでもなんでもなかったのだが、中学生のときに保育園の先生体験みたいなことがきっかけで、保育士の学校へ行き保育士になった。

 

多くの子どもを持つ親には共感してもらえると思うが、子どもから学ぶことは本当に多い。嵐のような大げんかをしても、翌日には何事もなかったように一緒に遊んでいる子どもたち。

忘れてしまうのか、済んだことは気にならないのかわからないけれど、喧嘩がきっかけで長い間、口もきかなくなる器の小さい大人とは大違いである。

 

 

 

構うから余計に反応する

子どもは思っている以上に賢い。

保育園などの集団にいればより顕著だが、大人同士の状況もよく理解している。

 

『Nob先生はもっこり先生(仮名)がいると怒らなくなるから、ずっとふざけて遊んでても大丈夫だよ。』

 

マジでそんなくらいの事は簡単に見抜かれる。

保育参観しかり、上司がいたりすれば状況によってはいつも通りとはいかない。

 

まだこの地球上に生誕して僅か数年しか経っていない子どもなのに、それが雰囲気でわかるのだ。大したもの。

 

後、何かの度に大泣きする子どもは、家でも”泣けば何かをしてもらっている”子どもが多い。

泣くことが解決になると学習しているのだ。

 

つまり、対策としては何でもかんでも泣けば許したりあやしたりするのではなく、ウソ泣きや、あやすべきタイミングではない時には、放っておくことも大切なのである。

 

小さい子どもほど動物寄り

本能で動く割合が大きい小さい子どもほど、より動物的だと思う。

以前、実家で飼っていた柴犬はご飯の前に”お手”とか”伏せ”とか教えてたら、ご飯を持っていくときには既にエアーでお手をし続け、何も言っていないのに伏せる。

 

それがご飯の前の習慣と学習しているのだ。

 

だから、吠えて煩いからと吠える犬にご飯をあげれば、『吠え続けることによってご飯がもらえる』と誤認知させることになりかねない。

 

 

この事を飼い犬の吠え癖が直らず困っている友人に話した。

 

色々試してみたが結果は変わらず。

 

『うちの犬はバカだから地球が滅亡するまで吠え続ける』

 

と嘆いていた。

 

個体差はあるようだ。
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泣いている赤ちゃんは放っておいてよい?!

赤ちゃんは引っ切り無しに泣いている。

勿論、子どもによるけれど全般によく泣く子が多い。

 

赤ちゃんが泣けばあやすのは割と普遍的な行動だが、保育士時代から思っていたことがある。

 

『俺は3~4歳未満の頃の記憶なんてない。つまり、泣いてるからって放っておかれても、そもそも覚えてないと思うぞ!』

 

そんな疑問に答えるような研究結果が先日発表されていた。

 

多岐にわたる研究機関を持つイギリスの名門「ウォーリック大学」が、驚きの研究結果を発表。

 

その内容は、1歳半までの赤ちゃんであれば、泣かせたままにしておいても成長に影響しないというものだ。そればかりか、泣かせたままにしておいた赤ちゃんは、そうでない場合に比べて1歳半の時点で泣く時間が短くなるという。

 

研究にあたって、178人の乳幼児と母親を18ヵ月間追跡。赤ちゃんが泣いた場合にすぐにあやすグループと放っておくグループに分け、ビデオ映像やその後の経過を観察した。その結果によれば、親の2/3は直感的に幼児を保護するが、幼児の成長とともにあやす頻度が少なくなる傾向があり、幼児はそこで自主規制を覚えることを示すことがわかった。

TABILABO

 

1歳半までの赤ちゃんであれば泣かせたままにしておいても、成長に影響しないらしい。なるほど、年齢制限は1歳半までと限定的だが思った通りだ。

 

勿論、親であれば自分の子どもが鳴いていれば直感的にあやしに行くだろう。

しかし、それを怠ったからといって成長に悪影響が出るわけではない。

それがわかっただけでも、夜泣きを始め、子供の泣くことに悩んでいる親には安心できる情報ではないだろうか。

 

子育ては大変だ。

育児は毎日が戦争だが、こんな結果もあるという事も知ってもらって、育児に奮闘する親が少しでも気持ちが楽になればと思う。