人はけっこう見た目。
人は見た目じゃない、見た目で判断するような人とは相容れない、という人も過去に何人もいた。しかし、昔から長い付き合いがあるならともかく、初対面で見た目に気を使えない人は問題外である。
性格も過去の人生も何も知らないあなたの事を、見た目以外のどこで判断しろというのだ。(当然、けがや病気は除く)
ほとんどの人は見た目通り
見た目は重要であるという話だ。特にビジネスにおいては尚更。
実際、服装などだらしないのに、すごくしっかりしている人も稀にいる。しかし、そういう人は”稀”だ。
商談でスーツのネクタイが緩く結ばれていて、胸ポケットにタバコが透けているような人はほぼほぼ役に立たない。
そういう人は大概、奥に書類を取りに行って戻ってくるときにはタバコ臭い。
客を待たせておいて自分は一服してくるその姿勢がふざけている。
俺は自分自身が人と接する仕事であるため、そういったところが人一倍、、、。
いや違う。
人3496倍は気になる。
しかし、小さなことの積み重ねが大きなものを作り上げていくのだ。
見た目で印象が大きく変わる例
”ハロー効果”という言葉を聞いたことがあるだろうか?
ハロー効果とは、人が誰かを評価する時、相手が持つ目立つ特徴に引きずられて、他の特徴が目に入らず、評価が歪められることをいうようだ。
例えば”フェラーリに乗っています”と言われた時、その人の人間性にかかわらず『フェラーリオーナーだから優秀な人』『フェラーリオーナーだから裕福』と、フェラーリオーナーという言葉がフィルターとなって、その人の評価に大きな影響を与えることを言う。
実際、本当にその通りの人もいれば、誰かに買ってもらって乗っている人もいる。俺みたいな、日本貧乏協会の役員クラスの人間が無理をして乗っている可能性もある。
しかしこういうことは本当に生活の中で良く感じるのだ。
紹介された誰かの自宅へ向かった時、駐車場にピカピカに磨き上げられた高級車の現行モデルが3台並んでいるのと、ボロボロの軽自動車が3台並んでいるのとでは、全く正反対の印象を持つのではないだろうか。
ハロー効果を最大限に生かすことも対人コミュニケーションと考える
相手に合わせた服装や持ち物で行くこと。
これはまさにTPOをわきまえるという事に他ならない。
冠婚葬祭のような場所で目立ちすぎてしまうような服装は避けるだろう。
それと同じだ。
世の中にはお金持ちを毛嫌いしている人もいる。
そんな人たちの前に行くときに、そう思われる服装や持ち物で行くことは得策ではない。
しかし、お金持ちが大好きな女性との合コンであったりすれば話は別だ。
そして、一定以上の層を相手にするビジネスであれば高級品を身に着けることで相手に安心感を与える事にもなる。
車好きの大学生の友人は
『紹介された同い年の人がポルシェで待ち合わせ場所に来たら、多分敬語になる。』
と言っていた。
これこそがまさにハロー効果の典型的な例だろう。
使い方を失敗すると不要な反感を買うが、上手くいかせればビジネスであれば商談前、男女の出会いであれば交流を深める前から優位に立つことができるハロー効果。
実際、そんな時に身に着けられる高級な時計や服や車が欲しい、と思って頑張れれば、見てくれだけではない、中身も充実させる素晴らしい効果だと思う。