ハーレー購入店が閉店する。
さてさてアメリカ120年以上の歴史よりも過剰ノルマで有名になってしまっているハーレーダビッドソン(ジャパン)。
その常軌を逸したノルマに耐え兼ね数々の歴史ある名店も看板を下ろしているというが、この度自分が昨年購入した正規店も今月12月で閉店が決まったそうだ。
将来のハーレーダビッドソンの姿は
目先の利益と自分たちの利益のみを追求した経営陣が居座ると、どこでも起こるこの問題。何年か前から過剰なノルマで問題化したBMWに公取委が入り、追放された経営陣がハーレーダビッドソンジャパンに移動。ハーレーでも懲りずに過剰ノルマを繰り広げ数々の歴史ある名店が看板を下ろす羽目になっている。
その結果一番困るのはお客さん。
近所で昔から何十年と付き合いのあるハーレー店。
お店は月に何十台も自爆営業しないと達成できないようなノルマを押し付けられ、それでもお客さんのためにと頑張っていたが流石にもう無理。資金が底をついた、、、、そんな悲しい話をいくつも聞いた。
そこで見てもらっていたお客さん達は遠く離れた違うお店へ行く事になり、自店舗のお客さんだけでも大変な各店舗に
『申し訳ないけどうちでの購入者が優先になるので、、、』
と後回しにされ不憫な想いをしている人もいるのだとか。
仕方ない事だけど。
なんせどこも整備士不足、職人不足。
誰もが知ってる。
それなのに自爆営業しないと売れない形態になっているので売れば売るほど赤字、売らなくても赤字。
魅力的な賃金を提示して整備士を求人できる訳もない。
ハーレーは知らないけれど(大差ないと思うが)、ある国産バイクの整備士は開店時からいるけれど19時過ぎても残業をして会社に残っていた。
整備士さんって朝から晩まで外で仕事で大変だなと思った。
後日その店舗でメカニックに求人が出ていた。
月給16万円とかだった気がする。
手取りいくら?
自分が23年にハイウェイキングを購入したディーラーも閉店が決まったようだ。
12月で看板を下ろすそう。
自分はこの事実を他のお客さんから聞いたので驚いたし悲しかった。
今年になってからだと思うがハーレージャパンにも公取委が入ったとニュースがあった。
その後、どうなったかという話は聞かない。
少なくとも凄まじいノルマっぷりは健在な様子だ。
なんせ出たばかりの新型車が軒並み登録済未使用車としてたたき売られているからだ。
車両が安く買えるのは我々消費者には悪い事ばかりではないが、どんどんハーレー店が閉店していく。そうすると残った店舗に全てのお客さんが詰めかけ、大きな病院のように車検やオイル交換は予約すれば最短数カ月後にはできる、、、と思うとかそうなりそう。
経営側はこんな現場知りもしないし、興味もないだろうが。
性能は低いがいいバイクなんだよな、ハーレーって。
たくさんのファンがいる。
でも、やっぱり車両価格が300万円~って感じだし、天気の良い暑くも無く寒くも無く、風もない日に1人でしか出かけられない乗り物にその金額出せる人は多くないよ。
他に車も必要になる訳だし。
それを
前年より120%売れ!!
と言われてもその市場が無い事は我々素人でもわかる。
夏の沖縄でストーブをたくさん売れって言ってるようなもんだぞ。
それがわからない人が経営やってるんだからホント大変。
自分自身は他に取引のあるハーレー店があるので整備は大丈夫だと思うけれど、ただ購入したお店がなくなってそこで仲良くなったスタッフさん達と会えなくなってしまうのは残念。