春の訪れとハイウェイキング。
昔から変わらないハーレーダビッドソン。
変わらないために変わり続けるを体現しているブランドだが細かい変化はたくさんあっても、何十年前かに乗った感じと変わらない安心感がある。
いよいよ気温も20度を超え春がやってきたのでハイウェイキングで散歩してきた。
ハーレーから始まったバイク人生
自分がバイクに興味を持ったのは教習所で乗らせてもらった原付か何かがきっかけだったが、その後は国産アメリカンを一瞬だけ経てハーレーにどっぷりの生活になった。
平日はひたすら勤労を続け週末になると天気の良い日はハーレーを連れ出し、そこら中体力の続く限り走り続けていた。
免許取り立ての頃はまさに、自分でどこでも自由に行けるようになる感動の瞬間だったので、その時代に手元にあったハーレーはまさに自由の象徴だった。
その頃に乗っていたハーレーと比べても今の最新のハーレーは『これこれ!』とうなづく変わらない安心感がある。
電子制御がついて安心感が増し、エンジンが排気量アップした結果パワーアップ。
しかし排ガス規制のせいで音は昔よりも悪くなった。
各所変化はあるものの、根底にある自由の象徴、ハーレーの鼓動感や見た目、メッキの美しさは全く変わらない。
今乗っているのは23年製造のハイウェイキングだが、このハーレーに乗って走らせていると何十年か前も同じようにハーレーのハンドルを握りしめて、あちこち出かけた事を思い出す。
ハイウェイキングの特徴的なソロシート。
大ぶりでアメリカ人のビッグヒップでも収まる形状になっているが、我々には少々大きすぎて持て余すサイズ。
後ろ側の方が肉厚なので後ろに座るとハンドルが遠くなりすぎ、体が『つ』の字になる。先端の細い所に座ればハンドルとの距離は丁度良いが、硬いのと後ろに向かって下がっているので、段々後端にずり落ちていく。
車とは比べ物にならない位バイクはライダーの体形がものを言う乗り物なので、小柄な日本人にはフィットしないところもしばしば。
これはドイツ車では少なく、アメリカ車とイタリア車で顕著。
見た目は100点満点のハイウェイキング。
乗り味は少々気難しいところも。
先日会ったハーレー乗りのおじさん。
自身もハイウェイキングが欲しかったけれど、お店に行って跨ったら足が届かなかったから諦めたと話していた。
さて今年も自由の象徴に跨りあちこち出かけて遊び回ろうと計画している。