華金のサラリーマンの会話BGMを楽しんだ夜。
先日、商業地の近くにどうでもいい用事があったので出かけたが思ったよりも帰りが遅くなってしまった。そのため駅ビル内で食事をして帰ったのだが、その日は華の金曜日。
定食がある和食店に行ったけれど周りではスーツ姿のサラリーマン達が大盛り上がり。自分とは全く違う世界で生きている人達の人生の片鱗を楽しむことができた夜だった。
知らない世界は楽しい
普段は家でご飯を食べる事が多い。
理由は2つ、子どもを見てるから外食に行くと大変。そしてもうひとつ。外食はカロリーが高いので太る。カロリーが低い食事もあるかもしれないが自分が好きなのは総じてハイカロリーな食事ばかり。
だから自制している。
しかしこの日はタマタマ、帰りが遅くなってしまい自宅に戻るともっと遅くなってしまうので周辺の駅ビル内の食堂でご飯を済ませる事に。
近くにあったのが和食のお店で、ディナーでも定食を出しているお店だったのでそこへゴー。
唐揚げ定食頼んだ。
周りはスーツ姿、ワイシャツ姿のサラリーマンで溢れかえっている。
そうか、今日は金曜日の夜か。
平日でもこうして翌日が休日の夜だとみんなで集まりやすいんだな。
それで唐揚げ定食が出てくるまでの間と食べている間、大声で話すサラリーマンの会話をBGMにして楽しい時間を過ごすことができた。
サ『今週もおつかれー!!カンパーイ!!』
→1週間を共にした思いを共有できる仲間がいるのか!先週も乾杯したのか?!
サ『にしても、〇川さんの今朝の顔ったらないよな!』
みんなうなづく。
→みんな知ってる〇川さん、何したんだ?
サ『〇下さんもちょっと言い過ぎだよね。あの場でそこまで言わなくてもいいじゃないって思わなかった?!』
→〇下さん、言い過ぎと言われているが何を言ったんだ?!
サ『いやでも結局よ。いやでも結局よ!〇美さんにいいところ見せたいと思っちゃったんじゃね?!』
→2回言うなよ!
サ『わかる~!〇美さん大好きだもんねー!!』
〇美さんが大好きなのか!
みんな共通の話題で盛り上がれる。
共通の知り合いがいる。
事前にこういう人が知り合いにいるんだけどさ、、、って言う説明とか不要。
登場人物がみなわかっている状態で相当盛り上がっている。
自分には存在しない世界。
盗み聞きしたのではなく声が大きすぎて店中に響いている状態。
お酒も入っているので余計か、、、。
日々子どもと過ごしていて、今日が何月何日で月曜日か金曜日かもわからない自分とは全然違う。
食事を終えて店を出た。
帰り道にコンビニでおつまみと缶ビールを買っているおじさんを見た。
晩酌が楽しそうだな。
この人はどんな世界で生きていて、普段どんな景色を見て過ごしているのだろうかと思った。
自分は帰り道で今は車が停めてある駐車場へ向かっている。
タクシー乗り場で並ぶあの人は今日はどんな人生を過ごしたのだろうか。明日は何をして過ごすのだろう。
今日は食事中に自分には関わりのない世界の片鱗を大迫力で聞かせてもらった。
知らない世界の事は楽しい。
毎日だとそうでもないのかもしれないけれどね。