初めてのエグゼクティブラウンジ。
何か物事を理解する上で体験に勝るモノはない。
興味ない人にはお金の無駄にしか思えない高級ホテルも、実際に宿泊してみると想像もできないような体験が待っている。これから上を目指す人にも、自分のように目指していないけど子連れの人にも、是非ともお出かけ候補に入れて欲しいと思うのが高級ホテルステイだ。
初めてコンラッド東京のラウンジに行って来た。
高級ホテルのラウンジ
ホテルによって様々だが、アフターヌーンティーだったり夜の軽食だったりが提供される、エクストラ料金を払った人のみが入る事が出来る特別フロアがラウンジだ。
ラウンジのわかりやすいイメージだと、修学旅行や研修旅行だったりで、みなで夜に夕食を食べる。
食後にロビーやちょっとしたスペースで、お酒やつまみを片手に仲間とワイワイ遅くまで話すことがあるだろう。
その場所とつまみ、お酒、デザート類を全てホテル側で用意しますよみたいな感じだ。
朝と昼と午後のお茶から夕方など、ホテルによって回数も様々。
ホテルの中のラウンジに行くと、軽食やドリンクを飲みながら寛ぐことが出来るのだ。
勿論スタッフも常駐しているのでお皿を下げてくれたり、欲しいカクテルを作ってくれる。
東京は場所柄、狭いお店が多い。
生後3カ月の娘はジッとしている事が難しいので、大泣きした時に周りに迷惑にならないように、それらのリスクが避けられないお店は行かないようにしている。
今回はホテル内なので何とかなるかも、、、と思い、ホテルライフを充実させるためにラウンジに入ることが出来るプランを予約した。
15~17時のアフターヌーンティー
チェックインが15時だったので部屋で一休みした後、娘を連れてラウンジへ行ってみた。ラウンジは同じ最上階である37階にある。
娘を抱っこして向かうが、ラウンジの楽しみな気持ちよりも娘が大声出したりして周りに迷惑かけないかが気になる。
もし途中でグズリ出したらどちらかが部屋に連れて戻って、交代でラウンジに来ようと話してある。
ラウンジに到着。
名前を伝え案内してもらう。
小さな子どもがいるので広いテーブル席の方がいいだろうと、テーブル席を案内してもらった。
ラウンジの真ん中には暖炉。
娘を連れて座ろうとしていたら、付き添ってくれていたスタッフさんが機転を利かせて、娘のために即席ベビーベッドを作ってくれた。
椅子に直接触れないよう大きいフカフカのバスタオルと枕、掛布団になるタオルまで用意してくれた。
他に必要な物があれば何でも言って欲しいと。
そして、ドリンクを持ってくるから飲みたいものを教えてと。
手が離せないときは代わりに取ってくるからいつでも声をかけてください、と言ってくれた。
親切で本当に助かる。
周りにいるお客さんも微笑んで優しい顔で見てくれている。
大人の人ばかりで有難い。
妻と交代で食べ物が置いてある所へ行って来た。
アフターヌーンティーなのでケーキ類がいくつか。
宿泊日がハロウィンだったので、ハロウィンのチョコレートケーキ、そしてクロワッサンなど。
これ取ってきた。
飲み物はソフトドリンク類なら色々。
子どもがいる事に気遣って頂き、また別のスタッフさんが空きそうになったグラスを見て
『何を持ってきましょうか??』と話かけてくれた。
娘のお腹を撫でながら紅茶を頼む。
持って来てもらったアールグレイ。
銘柄に関しては何も言わず紅茶ですと持って来てくれるけれど、ドイツのロンネフェルトという高級茶葉なのだそう。香りが強烈に強い。
ファミレスのアールグレイの気持ちで口に含むと面食らうほどの強い香り。
慣れたらファミレスにはもう行けない。
17時近くまで堪能して部屋に戻る。
今は密防止のため、夜のラウンジタイムは二部制で時間をチェックイン時に予約する。19時から予約し、時間になったからまたラウンジへ。
19時~カクテルタイム
一品料理がいくつか並ぶ。
ロビー階にある日本料理風花の一品料理も並んでいる。
果物やケーキ、カボチャのパン。
ドリンクはフリー。
頼んで持って来てもらってもいいし、自分で取りに行って好きなだけ注いできても良い。
自分たちはアルコールは飲まないのでここは用無し。
お酒もつまみも無くなる前にどんどん補充されていたので、好きな人にはたまらないと思う。
さっき写真撮った暖炉の前にでも座って、お菓子やつまみ、サラダやチーズ類を食べながらお酒を飲む。親しい友人や家族、恋人と語らうのである。
空いたグラスはスタッフが下げてくれる。
瓶ビールも。
アルコールを飲まない自分達にはスタッフさんがノンアルカクテルを作って持って来てくれたり、紅茶やフルーツジュースを飲んだりする。
夜の部では自分がずっと抱っこして娘は寝ていたのだが、行き交うお客さんやスタッフさんが『カワイイ!カワイイ!!』とみんなのぞき込んで話かけてくれる。
親としては嬉しい限り。
ラウンジに先客でいらっしゃった他の宿泊者の女性が
『子どもがうるさいからなんて全然気にしなくていいから。全然うるさくないから。泣いても気にしないでいいのよ!』
なんて声をかけてくれ、妻も自分も心が楽になった。
夜のラウンジタイムを終え、部屋に戻る。
夜は楽しく話して翌朝の朝食へ。
朝食
朝食はビュッフェ形式。
妻と交代で1人ずつ行って来た。
パン類も色々。
ビュッフェなので自分で何でも取りに行けるのだが、お皿を下げに来たスタッフさんが
『何か飲み物をお持ちしましょうか?』と。
炭酸水ありますかと聞くと、ビュッフェ台には並んでいなかったが厨房の奥から瓶に入ったペリエを持って来てくれた。
Noと言わない接客というか、規則に縛られない柔軟なスタッフ対応に感謝しっぱなし。
まとめ
エグゼクティブラウンジはうちのように小さい子どもがいても楽しめる。
多少ラウンジ料金が割り増しになったところで、ホテルの外にご飯を食べに行く手間と時間と想定される諸問題を考えればお得。
こういうホテルは部屋の壁も分厚いので子どもが泣いても安心だ。
そして何より親切なスタッフさん(やお客さん)に囲まれて、親としても安心できる。
困ったことがあればスタッフさんに相談すると良い。
室内からフロントに電話すると
『Nob様お待たせしました。どうしましたか?』
とワンコールで出て対応してくれる。
・濡れたものを入れる袋が欲しい。
→お部屋にすぐにお持ちします。
・小さな子どもを連れて行きます。
→ベビーベッドとオムツ用ゴミ箱、タオルを多めに用意します。足りなければ連絡ください。
・(夜中に)お風呂の栓がしまらない。調子悪いかも、、、。
→エンジニアが5分以内に修理に伺います。
これらは過去にあった事だが、このようにお客さんが快適に過ごせるよう全力で対応してくれる。
チェックアウト時も”初めて娘と泊まりに来た記念に、、、”なんて妻と子どもの写真を撮っていればスタッフさんがすぐに駆け付け、『3人でお写真撮りましょうか??』なんて声をかけてくれた。
記念日や特別な日に泊まりにくればきっと良い思い出になるので、興味を持った人にはぜひ出かけてみて欲しいと思う。