
ハイウェイキングの出番。
見た目が最高でデザインが良くて他にも形がカッコいい。
他に魅力は無いものの複数の魅力を持つハイウェイキングもゴールドウイングが来た今なかなか出番が無く難しい立ち位置にいる、けれど手放せない謎の関係。
ロードキングを購入しようとしていた
ハーレーの中でもロードキングは人気が無く、そのネーミング的にも王道の名前をつけられ昔からずっと売られていたものだ。
最近ではバガースタイルが主力になりフロントに大きなフェアリングを付け、ナビやオーディオを搭載したモデルがツーリングモデルの主力になった。
そうなると今までのハーレーらしいデザインではあるものの、防風性能の低いウィンドシールドだけで他バガー車種にあるオーディオやナビ機能などの便利装備も無い。にも関わらずそれらと同じくらい高い。そんなロードキングはモデルチェンジも無くエンジンも最新式の114エンジンを与えられずにいた。
不人気モデルなので中古車もほとんど出回らず新車で買えば乗り出し350万円がその日のうちに半値。
それでも欲しいかという自問自答に欲しいと思ってロードキングを購入しようとしたところ生産終了。
翌年限定モデルとしてハイウェイキングとして限定台数で復活。
見た目をさらにクラシカルにしてもっと性能を落とし、そしてもっと値段を高くしたものだ。
これを購入し現在に至る。
デザインは最高だったから別にリセールなどどうでも良いと思っていたがリセールよりももっと気にすべきことがあるのは購入してから知った。
走りの性能が悪すぎる。
全体的にバランスが悪いためとにかく疲れる。
重心が高いためふらふらする。短距離運転には向かないが長距離には全く向かない。低速トルクは無いけれど高回転でぐっと背中を押す力は無い。ただし燃費は13km/l前後。
バイクで13km/lってS1000RRとかがそのくらいだったからね。
S1000RRは四輪換算で1000psね。
ハーレーは四輪換算で200ps位ね。
200ps相当の乗り物で1000ps級の燃料消費するなよ。
いやいや重いからさ!!
そりゃそうだ。
だけど同じ重さのゴールドウイングは22km/lだからね。
現在の走行距離は4000km
来年車検を迎えるハイウェイキングだが現在の走行距離は4000kmだ。それでも年間2000km位のペースでは動かしている。
どこかに出かけて車両を停めて離れる。振り返ったときの
お、いいね!
の感覚はどの車両よりも上だ。
後は自分が昔憧れた車両を手に入れられた満足感。
その満足感がごくわずかに数々の不満を上回る。
今までハーレーを購入しては乗りづらくて手放す、けれどまた懲りずに手に入れるを繰り返している。
また同じことになるので今回は自分の手元にとどめておこうと思っている。
シリアルナンバー入りの限定モデルだし。
バイクの楽しさ、乗りやすさ、使い勝手の良さ、走りの良さ、コーナリング性能、加速性能、長距離走破性能を総合的に数値化するとハイウェイキングは2.3点。
CB1300SB30thは85点。ゴールドウイングは100点。
今度はサスペンションをオーリンズに変えてみようか、そうすれば2.4点くらいまで性能アップするかも。
でも金の無駄だから辞めておこう、そんなことを思いながらも割と長い事ガレージに席を確保しているのがハイウェイキング。