スリップノットの元ドラマー、ジョーイ・ジョーディソンさんが26日、死去した。46歳だった。
スリップノットは自分たちが音楽に熱中していた頃に登場して一気に人気になり、高度な演奏技術と大人数による派手なライヴパフォーマンスに釘付けになったものだった。
その中でも特に目立つ存在が当時ドラマーであったジョーイ・ジョーディソン。一番好きな元メンバーが亡くなってしまい、とても悲しい。
続く音楽家の死
不規則な生活が原因なのか、生き様の問題なのか、特にロックやメタル系のミュージシャンは早死にするケースがとても多い。先日も大人気のメタルバンド”チルドレンオブボドム”のフロントマンであるアレキシ・ライホは41歳の若さで亡くなってしまった。
そして46歳のジョーイ。
まだまだこれからなのに、残念極まりない。
死の詳細に関しては明らかにされていないが、珍しい神経疾患を患っていて大変な思いをしていたようだ。
米ヘビーメタルバンド「スリップノット」の元ドラマー、ジョーイ・ジョーディソンさんが26日、死去した。46歳だった。
死因は明らかになっていない。家族はプライベートな葬儀を行うとしている。
ジョーディソンさんの家族が27日に発表した声明によると、ジョーディソンさんは眠っている間に安らかに息を引き取ったという。家族は声明の中で、「ジョーイの死によって我々の心は空っぽになり、筆舌に尽くしがたい悲しみが残った」と述べた。
ヘビーメタルバンド「メタリカ」は、公式フェイスブックページに、「友よ、安らかに眠れ」とキャプションをつけたジョーディソンさんの写真を投稿し、彼の死を追悼した。
ジョーディソンさんは、1995年にアイオワ州デモインで結成されたスリップノットの創設メンバーとしてドラマーを務めた。全世界で数百万枚のアルバムを売り上げ、2012年にはロック・フェスティバル「ノットフェス」を開催するなど多くの成功を収めたが、13年に同バンドを脱退。
その3年後、彼はメタル専門誌『メタル・ハマー』に対し、まれな神経疾患を患っていたことを告白。病気が薬物乱用に関連していると疑ったバンドからEメールで解雇されたことについて、「傷ついた」と語っていた。だが、バンドへの復帰の可能性については「前向きである」とも述べていた。
米バンド「スリップノット」の元ドラマー、ジョーディソンさん死去 46歳
CNN.CO.JP
超絶ドラミングとギタリストの顔も持つマルチプレイヤー
ドラムが超絶上手い人って多才な人が多い。
Fleshgod Apocalypseのドラマーも本当はギターボーカルだけど、ドラマーが不在のため自分でドラムをやったとか。そのドラミングがまた、叩ける人がこの世に何人いるかっていうようなレベルだったり。
ジョーイもスリップノットではドラマーだったが、他バンドではギターを弾いていた。
それにしても彼のドラムは魅力的だ。
スリップノットの初期の頃だが、ドラムなんて一番奥で客席から良く見えないのに、常時パフォーマンスを続けているプロの仕事に感嘆するばかり。
見える所だけキレイする素人とは違い、見えないかもしれないけど見られても恥ずかしくないように、すべての箇所に気を使うプロの世界に通じるものがある。
この世界からはいなくなってしまったが、我々ファンの心の中にはずっと生き続けているぞ。
スリップノット時代のドラムソロ