
骨董品趣味の再認識。
自分自身が子どものときに欲しくて手に入らなかったものにずっと憧れているようだ。機械として優れているものでは無く、自分自身の青春時代の憧れと想いをのせた車が好きみたい。
心のドキドキワクワクの違い
ちょっと待ってね、エンジンかけるから。
そう言ってオーナーは車のボンネットを開けて今は切ってあるキルスイッチやその他始動に必要な部分をおもむろに確認。そしてエンジンのキーを回す。
その瞬間、ガチャン、ジー、、、。
車体に電気が通った音。
そこから運転席に座ってクラッチを踏んでセルを回す。
3Dのような立体的な音響でセルが回り続けるが一向に掛からない。
一度車から降りてボンネット内をもう一度点検。
これをこうして、、、これでかかるかな~。
ボンネットに頭を突っ込んだままぶつぶつ話すオーナー。
そしてもう一度運転席に座ってセルを回す。
キュルキュルキュルキュルキュル、、、ガオーン!!
おー、凄い迫力!そして生ガス臭い。
車体のあらゆる箇所がエンジンで振動してブルブルしていて、まさに息を吹き返したと言った様子。
私はこんな車たちを心の底から愛している。
ガヤルドに飽きて他の車を見に行った。
SL43&63は最大の候補だった。コルベットC8も見に行った。ポルトフィーノもローマスパイダーも見に行った。どれもエンジン始動は一瞬。
自分には出来が良すぎてどうもしっくりこなかった。
生ガス臭くないし、エンジンが一発でかかってしまう。
こ、この車大丈夫なんですか?!って怪しいところゼロ。
ここまで出木杉君になっていると自分の場合、自身がポンコツなので逆に不安になってくる。
趣味車ならもう少し出来が悪くないと、、、。
新幹線やリニアモーターカーが好きなのではなくSLが好きなのだ。
ただ、普段安心して子どもと出かけたい時は現代の車がいい。
それは一台ある。
もう一台の趣味車は機関車で良いのだ。

古い物を愛する心
ギターも好きだが当時のそのものは高すぎて買えない。復刻したメーカー純正リバイバルモデルを何本か持っている。あの古い写真でギターを抱えて弾いている昔のミュージシャンはこのグリップのこの重さのギターを抱えてあのプレイをしていたのか、、、。
昔の世界を想像しながら演奏している。
温泉も最新のジャグジー付きの温浴施設よりもシャンプーもトリートメントも置いておらず、浴槽一つと手桶のみの鄙びた温泉が大好きだ。
そんな温泉に入りながら昔の人達と同じ景色を眺めて同じ湯に入るのが贅沢な時間だ。
先日購入した360スパイダーは相当なポンコツ感があるが、何年も前に自分でハンドルを握って運転することを夢にまで見た車だ。
昔の想像と今運転している視界。
なるほど、当時自分が自転車で追いかけていた360のオーナーはこんな視界と乗り心地で運転していたのか。
普段使い物は最新のものが良いが、趣味として楽しむなら古くてちょっと手がかかるものが昔から大好きなんだ。
