
最近乗って感動したSLとくさいのくるまと。
先日乗ったSLは感動するほど素晴らしく自分の中で100点満点だった。
車自体が素晴らしい事は勿論だが、自分が大人になってSLの良さがわかるようになったことも理由の一つと思う。両者を比べての雑感。
簡素なZと全部入りのSL
Zのエンジンはとても良い。
独特のドロドロ系サウンドを轟かせ低回転からはトルクある走りを、高回転では壊れた換気扇のような豪快なサウンドを伴って恐怖を感じるほどの加速を、乗り手の意図を心地よく拾ってくれない6MTで楽しむことが出来る。
自分はベースグレードにしたのでインテリアの高級感は皆無。
軽自動車相当に感じる。細かいところは勿論、目立つところもコストカットが目立ち、最大限走りに振ったZを低価格に抑え込もうとしたメーカーの努力が垣間見える。
これはこれでよいのだ。
割り切り。
ベースグレードで1680万円とかだったら買えん。
そして比べると先日乗ったSL。
43の方がスペックが近いのでSL43で比べてもシートはフカフカ、車両の剛性感も高い。
インテリアの質感は高級感溢れアンビエントライトも美しい。電動シートの操作ボタンは美しくシートの可動幅は大きい。サウンドはブルメスターで美しく、ナビもきれい。
エアコンもZの軽トラのような吹き出し口とは違う戦闘機のパーツの如く美しい造形。シートヒーター3段階、ベンチレーション3段階、オープンにしても首元に温風が出続けるために寒くないエアスカーフが3段階、メモリーシート3つ、走行モード切替による可変マフラーのサウンドオンオフ。
塗装や細部の仕上がりの美しさ、ディーラーで出されるお茶が急須で入れたお茶でチョコレートがゴディバである事など。
当然ながら全てがZよりも上質。
その代わりお値段が張る。
張るが、その装備を全て後付けでZにつけたらどうだろうか。
可変マフラーとブルメスターの10個以上のスピーカー、かなりたくさんのパターンが選べる美しいアンビエントライト、国産車のビニールかレザーか見分けがつかないようなレザーシートではなく、メルセデスクオリティの美しいレザーシートにそれに付随する気の利いた機能。
そして車体の補強部品各種。大型のブレーキ。AMGのサスペンション。
そしてディーラーの営業担当者がニスモは社外メーカーではないと言う知識を得させる研修費。
同じものを入れていったらあっという間に1000万円を超えるだろう。
そう考えるとベンツの価格は高いどころか相当適正であり、不当に高い訳ではない事がよくわかる。

大人のラグジュアリークーペ
SLは最高だった。
今後乗り換えるor増車するとしたらの候補のベスト3に入っている。しかし手に入れるには今ある保有車両のいずれかを手放さないと場所が無い。どれも気にっているしどれも走行距離が最大7000km程度なのでまだ満足するほど乗ったわけでもない。
となるとタイミング的にはもう少し先。
今の車に不満が出てきて何か乗り換えたいと思ったとき。
興味ない人が見ればただのベンツのオープンカー。また軽自動車オーナーに『あんなの中古で買えば100万円くらいだよ!』と言われる。
がしかし、他人がどう言うとかどう思うとかどうでも良い。実際はただゆっくりドライブするためだけにV8ツインターボ585psなんて最高じゃない。
大人になってそんな車の魅力が凄く良く分かるようになってきた。
