のぶろぐ13。

毎日が夏休みの人生。

メルセデスAMG SL63 4MATIC+ 2025 レビュー。

スポンサーリンク

f:id:Nob13:20251030080848j:image

とても気になるSL。

 

SMには興味が無いがもうワンサイズ大きいSLには非常に興味がある。

汽車ポッポのSLも大好きだしベンツのラグジュアリークーペのSLも大好きなのだ。ベンツへ行って試乗させてもらったプチ感想。

 

 

 

思考と嗜好の変化

昔の自分はブサイクなだけではなく極限のバカだった。

高級車を買うなら赤や黄色、青の派手なカラーの車高の低いスポーツカー一択!!同じ金額やそれ以上の金額の黒やグレーの高級セダンを買うなんてバカすぎる。

誰にも注目されないし価値もわかってもらえない。

何よりもかっこ悪い。

同じ金額を使うなら迷わず高級スポーツカーだと、そう思い込んでいた。

 

それから数十年たった今ブサイクなのは車ではなく、自分であることにようやく気が付いた。人は無い物ねだりがある生き物で、誰にも注目されないバカだと誰かに注目されたい、誰かに見られている(気がする)事が人生の全てになるが、中古でもスーパーカーを購入して少しだけ目立つようになると出かける先で

・これ何cc?

・いくらすんの?

・あんた年収いくら?

・仕事何してんの?

と永遠に聞かれ続け、誰にも気づかれずに自分だけで楽しめる車が欲しくなる。

それが高級セダン然り、SUV然り、そして目立たないスポーツカー然り。

 

メルセデスAMGのSL43は最高に好きだがエンジンが小さいのが気になる。

自分にとっては乗り物は音が命だ。

維持費がかかろうが税金が高かろうがセルボタンを押してキュルキュルキュル、ブーンではだめだ。

キュルキュルキュル、バン!!ガガガガガガ!!!

でないと。

 

そこは目立ちたいとかではなく、昔からの変わらずサウンドから得られる興奮物質を求めているからだと思っている。

f:id:Nob13:20251030080851j:image

メルセデスAMG SL63 4MATIC+

ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4705×1915×1365mm
ホイールベース:2700mm
車重:1940kg
駆動方式:4WD
エンジン:4リッターV8 DOHC 32バルブ ターボ
トランスミッション:9段AT
最高出力:585PS(430kW)/5500-6500rpm
最大トルク:800N・m(81.6kgf・m)/2500-5000rpm
タイヤ:(前)275/35ZR21 103Y XL/(後)305/30ZR21 104Y XL(ミシュランパイロットスポーツ4 S)
燃費:--km/リッター
価格:2999万円

 

車両スペックの説明を受ける。

お値段は3000万円を超えてくると買いづらくなるため、実にお求めやすい僅か2999万円。諸費用入れると3100万円位。

馬力は585psでトルクは81.6kgf/・m。

 

さて早速混雑した街中を試乗させてもらえることに。

楽しみ。

f:id:Nob13:20251030080848j:image

試乗は街乗り短時間のみ詳細不明

試乗したのは混雑した街中のみ。

でもそれで十分。

 

峠道やサーキット走行を楽しみたいからSLを購入したいわけではない。

この車を手に入れたら子どもと2人でお出かけしたり旅行に行く用途に使いたい。その大半が法定速度以下になるだろう。

強烈な振動で我慢が伴うのか音が煩いのか、シフトショックが強烈なのか、オーディオの音質、幌を閉じたときの遮音性、幌を開けたときの風の巻き込みをしりたい。

 

エンジンを始動するとBMWのMモデル並のサウンド

キュルキュルキュル、バン!ガガガガガガ!!

 

ファストアイドルで回転数がしばらく上がった後は落ち着いて安定のドロドロ重低音サウンドに。

 

乗った第一印象ね。

車の剛性感すごい。オープン状態で走り出したけれど車の四角い強固な形のまま右へ左へ向きを変える。

運転して段差を乗り越えたりする度に骨格にコストがかかっているのだろうなと思わせる硬さを感じる。

乗り味が硬いのではなく、運転している車が半端なく強固。

ドアパネルの内側やピラーの付け根にがっしりとロールバー入ってるようなイメージ。

 

硬。

 

乗り心地はとても良い。

トランスミッションはコンフォートモードでもDCTなのか低回転で変速ショックは感じる。でもこれが63であることを理解しているので特段どうという事も無い。

 

快適に走ることができ当然ながら気難しさや乗りにくさも皆無。視界も良い。

そして繰り返すが乗り心地が良い。

首元に暖かい風が出るエアスカーフ機能を使った。

首の後ろのエアコンの吹き出し口から暖かい風が出る。

風量は三段階。

 

首に暖かい風が当たると全身が暖かく感じる。

かけ流しの温泉の如くオープン状態で首元に暖かい風を当て続けて走る。

 

コンフォートモードでも割とエンジン音ははっきり聞こえ、ドロドロ言ってる。81もあるトルクが細かろうはずもなく僅かなアクセル操作で車を大きく前に出す。

ストレスない。流石AMG

幌を閉じると室内はクーペのフェアレディZ(RZ34)よりも静か。

常時ドロドロ言ってるサウンドが響いてくるだけだ。

f:id:Nob13:20251030080842j:image

街中が混雑していたこともあり走りだしてからの燃費は2.6km/l。

さてそんな混雑時でも少し踏めそうな場所へ移動してアクセルを踏み込んでみた。

走行モードはスポーツ+。

コンフォートの倍くらい音量が増す。

アイドリング音はドゥルドゥルドゥル!!!!ドドドドド!

車の強さを音で表している。

なんかもうこれだけで、このアイドリングの重低音だけでこの車の価値がある。

 

2速くらいからパドルで変速を楽しみつつ加速するがもう何というかポルシェっぽい。

どこにポルシェっぽさを感じたかというと変速がめちゃくちゃ速い。

特に回転数が落ちるのが一瞬。

そして剛性感半端ないボディを一切破綻する様子も見せず、暴れる心配もお尻がムズムズしてくる心配も無く、路面にピタリと張り付いたまま加速。スピード感も無し。出してないからわからないけれど、あの感じだと2速から加速し始めて4速で180km/hなんて超えそう。9速まであるそうだが。

2速で30km/hくらいの状態から加速し始めてブーンブーンって2回パドル引いて加速したら数秒後には200km/h近い速度になるだろう。

 

エンジンはAMG GT。

でも車の室内と乗り心地はSクラス、オーディオはブルメスター。

プラスオープンカー。

Sクラスの室内空間でAMGのエンジンをオープンで楽しめる。

 

メルセデスの持つ快適性とレースの血筋を両方とも全部入りで作ったのがSLだ。

それが高次元でバランス取れている。

 

43は乗ったことないからわからないけれどSL63に関しては素晴らしいしか出てこない。

ちなみに後席に乗るのは150cm以下の身長の人が推奨されるそうだが一応それ以上でも乗れる。

170cm以上ある自分が乗ってみたが乗れない事も無い。

その状態で運転席をメモリーして座ってみたけれど運転も普通にできるレベル。

 

ただ、天井が低いから首が曲がる。

お父さんが日曜日に片肘ついてテレビ見ているスタイルで後席を2つ分使えば大人でもある程度の距離は走れる。

通常は荷物置きなんだろうが、言うほど狭くはない。TTとかの方がキツイ。

 

本当に素晴らしい車。

100点。f:id:Nob13:20251030080845j:image