
セブンの最大の敵は暑さ。
最新式のセブン170Sにはヒーターが標準装備されている。
オープンカーなので暖かさをため込んでおくことはできないが当たっている限り暖かい。そんなセブンの最大の欠点は寒さではなく暑さなのだ。
暑いとどうしようもないセブン
車に限らず暑いのが苦手な人は全員同じことを言うが、セブンも全くその通りの事が当てはまる。
寒いのは着ればなんとかなるが暑いのはどうしようもない。
全くその通り。
うちのセブンは購入後にビキニトップを購入したことで純正の巨大な幌屋根は一度も使うことなく保管してある。
万が一雨が降った場合はビキニトップ+両側ドアで対処することで軽い雨なら濡れずに帰ってこれる仕様になっているのだが、問題はその際の熱の籠り。
セブンの車内へのエンジン熱の籠り、これは尋常ではない。
膝上にすぐエンジンがあるためハンドル周辺などは熱が籠って低温やけどしそうなほど熱い。膝も熱い。
そのセブンが両側ドアとビキニトップを取り付けるとどんな状態になるかというと、あの狭さのビニールハウスの中で学校の体育館用のストーブを焚いているような状態になる。
車内温度はみるみる上がり40℃を超え、意識が朦朧としてくる。
バイク乗っている人であれば夏のリッターバイクのアイドリング状態と言えば伝わりやすいだろう。
息をしているのに酸素が入ってこないような感覚になる。
そのために対処できることは現状、ドアを取り付けずに雨の中全身ずぶ濡れになるかビキニトップを取り付けず全身ずぶ濡れになるかのどちらかしかない。
セブンの大敵は雨と暑さ。

一定の条件下では望外に快適なセブン
車両に乗り込んでしまえば(はまってしまえば)望外に乗り心地が良いのも特徴。
長距離走行も腰痛などほとんど起こらず出かけることが出来た。
以前高速や下道含む400km以上のツーリングに出かけたが戻って来てからの疲労は少なかった。
乗っている間は特段疲れることも無く、腰痛も発生せず快適至極。
唯一疲れるのが乗り降り。
降りるのも乗るのも本当に骨が折れる。
これが一番体力を使うので、まさに言葉通り一度乗ったら降りたくない。
後は車として考えると荷物が乗らなすぎるし貴重品は車内に置いておくことが出来ないので、大切なものは長旅に出たときは持ち歩かねばならない。
ミニマリスト並に小荷物にするか、大切な物は全部持ち運ぶかのどちらかになるとか、後ろの荷物入れは蓋をしていても中が砂だらけ&埃だらけになるとかいろんな問題が発生するが、こんなに非日常を味合わせてくれる車も少ない。
一度はまると抜け出せない魅力がセブンにはある。