
足るを知る人生。
足るを知る人生。
今から何年何十年と前の時は足し算のみを求める人生だった。
あれも欲しい、これも欲しい、こうなりたい、ああなりたいと。今では全く逆の事を思っている。
足るを知る人生
車に興味持ったのは割と遅くて社会人になってしばらく経ってから。
それで自分もあんなカッコいい車に乗りたいと思って最初に360MTを購入。その後やっぱり当時憧れたディアブロかチャレストに乗りたいと思って(販売価格が倍以上になったとしても)お店に探してもらう事早二年。
希望の車ではないけれどガヤルドMTの出物があるからどうかと。
もう待つのに飽きていたのでそれで決定。購入時に現車確認などには行ってない。欲しいのが出てきたら乗り換えようと。
で、その間にも人生にいろんな事があって考える。
実際に乗ってみて理想と現実がよくわかる。
2000年前後くらいのフェラーリのクオリティ&維持費、乗車感覚。
2000年代前半のランボルギーニのクオリティ&維持費と乗車感覚。
ガヤルドでも結構疲れるのでディアブロなんて当時よりも今の方がもっと大変だろうなと容易に想像がつく。(価格高騰&部品生産終了&更なる経年劣化)
それでも欲しいと思うか。
当時のアツい情熱は残っているかと自問自答。
残って
いない!!
結局行くところが限られるしやっぱり色々乗って見て思うのは自分はバイクの方が好き。
運転していて楽しいのは圧倒的にバイク。
所有するスーパーカーは旅先にまず行こうと思えない運転感覚だが(長距離を運転して楽しくない)、そこらへん行っても置いておく場所や通る道の下調べが必要。
長時間駐車は心配でそれらのせいで旅先の楽しみが限定的になるなど。
その後バイクに再び舵を切り欲しいバイクを色々手に入れた。
ガレージにはずらっと購入したピカピカの新車コレクションが並んだ。
バイク好きとしてこんな幸せな事はない、、、と思ったけどそうでもなかった。
乗れる日なんてないほど暑過ぎるし自分だけの人生ではないのでそんなに1人でバイクに乗ってる時間が無い。
初回点検の1000kmが遠い遠い。
年間走行距離20kmとか、転売目的でもないのに乗る時間が無くてそうなった。ちなみに任意保険は車両保険まで入っている。
なんとなく虚しさを覚えた。
実際今の自分に必要な乗り物数
現在の自分が必要としている乗り物は多分四輪1台、二輪1台これでバッチリと思っている。
ガヤルドで長距離旅に憧れるものの遠くに行って例えば知らない場所に行くときはその場所が通れるか、駐車できるか、段差は問題ないか、大陸系の人が勝手にボンネットに座って写真を撮らないかなどが気になり旅が全開で楽しめなくなる。
その点地味なアウディやバイクなどで行けば誰も気にしない。
旅を楽しめる。
バイクは視界を遮るものが無く走りがよく(一部を除く)何より楽しい。
そして四輪では停められない場所でも二輪はOKがある。時々逆もあるが。
多くの人は二輪など興味ない。
これが最高にいい。
乗り物は人生を楽しむための道具でありその道具の用を成さなければ自分にとっては無用の長物。なんの車を持っているかということより、それを使って何をしたか、どこに行ったかっていう事が大切なのよ。