
年齢を重ねて加速していく個性。
若い頃の苦労は買ってでもしておけという人もいる。
これは現代ではさっぱりと聞かなくなったパワハラまがいの発言でもあるが、実はこの若い頃の苦労の重要性って真っ赤なホントなんだ。
魅力ある人はより魅力的に
年齢を重ねた多くの人を見ていて思うのがそれぞれの若い頃に手に入れた個性が加齢とともにより磨きがかかっていくという事。
若いころから面白かった人は年齢を重ねても面白い人も多いし、昔からケチだった人はケチに拍車がかかり手に負えないほど重篤なケチになっている。
どれか一個しかないってことも無いのでいくつかある個性のうちどれかが突出しているケースも多々あるが、何にせよ持ち味である個性が加齢とともに強化されるのは確か。
これが残念な事に多く人が陥っているのが
元々仕事が出来ない人が更に仕事が出来なくなり、しかしながら自己評価はどんどん高くなっていく
という症状例が最近は全国で頻発している。
若い頃は仕事が出来なくても体力や若さでカバーできることがあった。
だがそんな彼らもおじさんおばさんになり体力が落ちると若い頃のように動けなくなる。そうなると更に仕事が出来なくなり、気が利かない人は更に気が利かない人になり、遅い人は更に遅くなり、、、。だけど評価は欲しいから自分で高評価を下し自己評価だけは高いバカが量産される。
その報告例が後を絶たない。
元来評価というのは他者がするもの。
しかし誰にも評価されない人というのはみな自分自身でいかに自分が凄いかという事を語り始める。
これが落ちぶれた人に多い現象だが昨今、とても増えている。
若い時の苦労
大抵のケースだが、若い頃に限界が作られる。
若い頃はこれだけの事が出来た。
それが年齢を重ねていかにそれに近づけるか、キープできるかという話になっていく。まぁ生き物としての話ね。
体力が20代と40代では20代の方が圧倒的に優位なことから。
これが20代の頃に限界値が30までしか伸ばせなかった場合、それが加齢とともにどんどん半減して行き手に負えない人になっていく。
反面、100や100を超えてもっとある人達は半分になっても20代の頃の彼らよりも多くの限界値があるし、そもそも毎年下落していくだけではなくキープする努力も怠っていない。人によっては上がっている。
この事から若い頃の苦労は買ってでもしろという話は一理あると考える。
フルマラソン走り切れる人は辛い時から更に前に進むことを心得ている。
1日5分以上働いたことない人が1日8時間働くことは不可能。
5分が上限。
それすらも加齢とともに上限が下がっていく。
なんでも挑戦していく事が大切だ。
自分の限界は自分が思っている以上に高い可能性がある。
お菓子詰め放題の時のおばちゃんたちを見ろ。
まず、配られたビニール袋を両手で数ミリでも広げるところから始める。
あの執念だ。
許容量を上げる。限界突破だ。
ただし詰め放題の時にだけ本気を出すな。
そして大したことない武勇伝と本人が思っていることを披露しているだけの老害は放っておけ。時間の無駄。