
セブンで開花した自動車観。
購入した車でもっとも期待していなかったケータハムセブンだが、結果としてこれが一番気に入っている。どうしてセブンがそんなに気に入っているのかという理由とセブンが変えた自身の自動車観について。
一般的な車の概念を覆す動き
全てがコンパクト。
車も小さいしハンドルもシートも小さい。ABCペダルも小さいしMTレバーもストロークも小さい。パーツが小さいだけでなくハンドルも遊びゼロで、ほんの極僅かに回しただけでクルクルと向きを変える。
イメージ的にはモビルスーツにでも乗っているかのようでまさに意のままに動き、脳内のイメージがそのまま走りに直結している感じがする。
走っていて楽しいし望外に乗り心地も良い。辛いのは乗り降りの時だけだ。狭すぎる。
これをオープンエアーで堪能できるセブンは最高と言うほかなく、自動車趣味の極北を行っていると思う。
そして同時にこの車が自分の自動車観を変えてしまった。
セブンは
・パワステ無し。
・ABS無し。
・ブレーキサーボ無し。
・エアバッグ無し。
・シンクロ無し。
・横滑り防止無し。
・ナビ無し。
・エアコン無し。
の電子的な補助機能などすべてゼロ。
上手く走らせるのはドライバーのスキルのみ。
例えばセブンでワンメイクレースなんてやったら実力差が出てもの凄い差が出ると思う。
そのくらい、乗り手の実力が反映する。
比べると現代の車はありとあらゆる装備と電子的な補助が付いていて、基本ただアクセルとブレーキを踏むのみ。自動で回転数を合わせてくれ、ブレーキも軽い踏力でよくABSも介入し横滑りも防止しホイールスピンも防いでくれる。
ハンドルの補助もしてくれる。
絶対に転ばないエアコン付きの全自動電気自転車に乗っている気持ちになる。
比べるとセブンは膝をすりむいて何度も転びながら習得していった自転車を思い出させてくれる。
セブンと比べるとアウディQ8もA3もガヤルドもZも360モデナもコルベットもセレナも全てみんな同じただの車であり、乗っていて刺激のないものに感じる。
セブンに乗ることで今までにない感覚を得る事になった。
自動車趣味の方向性
そのうち車はQ8とセブンの2台体制にしていくつもり。
全部入りのアウディの電子制御の塊車と何もない純度の高いスポーツカーのみ。
人によるけれど自分の場合サーキットに行ってレースをする趣味は無い。
仲間と頻繁にツーリングに行く趣味もない。
1人で車と向き合って走るのが楽しい。
もしくは家族みんなで快適にお出かけするのが楽しい。
家族みんなでお出かけするときにエアコン無しの車はきついが、自分1人で車と対話しながら走りたい時に補助輪が9000個も付いているような自転車ではもう楽しくないんだ。
昔はMT車で自動でブリッピングしてくれる、なんて機能が出たときに乗ってみたいと思った。今では何もついてない車に乗りたいと思う。
足し算の車に興味が無くなったんだ。
