この車一生乗ります!の先。
人生いろいろ経験してきて自分自身の理解も進んだ。
まだ過信しているところもたくさんあるが、概ねわかってきた自分自身の特性。本日はこの車一生乗ります、の先の話。
この車に一生乗りたいと思うことはあるが、、、
自分の憧れの車やバイクを購入する。
これは乗り物が好きな人にとっては誰にだって特別な体験に違いない。最近は少し改善されたとはいえ、相変わらず自分が欲しいと思うような乗り物は納期が長い。
少し前が納車ラッシュで色々な乗り物が届いたが、数年前に自分が欲しいと思った乗り物がついに完成し最寄りの販売店に届いた。
対面して感動し乗って感動。
そしてこう思う。
『この車(バイク)は最高だ。これは間違いなく一生乗り続ける。』
しかし、現実問題半年経っても同じ事を言っていた乗り物は過去に一台も無い。
手に入れたときはそう思うが半年も経つともう大抵どうでも良くなる。
以前は一年以上持ったが、最近では半年しか持たなくなってきた。
それが自分の性格だとようやく気付いた。
最近では特に高級車などのビスポークなどを見ても
『どんなに値落ちしようとも、自分だけのオリジナルの一台を作れるなんて最高だ。リセールなんてどうでもいい。自分のために作られた車なんて最高に決まってる。それは一生持ち続けるべきだ!』
そう勝手に気持ちが昂るが同時に
『どんなにオリジナルに仕立てられた車でもどうせ3か月くらいで不満が出て6カ月で飽きて売却となったときに、大きなため息をついている未来が見える。どうしてボンネットに巨大な男性器をペイントしてしまったのだろうと。』
そういう気持ちも起こる。
未来が見える。
だから最近はこのような可能性がある買い物には慎重になった。
まぁ、これは経験してわかったことでもある。
常に無いものねだりの人生
実用性が無いと使う機会がなくて飽きる。
実用性があると早く飽きる。
荷物が乗ると便利だが飽きる。
荷物が乗らないと不便だと言って飽きる。
速い車を買うと燃料消費ばかり激しくて発揮する機会がないので飽きる。
遅い車を買うと遅くて頭にきて飽きる。
人気の乗り物を買うと他人と被りまくって飽きる。
不人気の乗り物を買うとパーツが全然なくて飽きる。
車は用途別に複数あればいいと複数持つと邪魔で飽きる。
一台しかないと一台しかないので飽きる。
くさいくるまを買うと、、、くさい。
人生は常にないものねだり。
でもこれは自分の場合であって、同じ乗り物で長大な距離を走り続けている人は自分のようなマヌケとは違い全然違う感性を持っている事がわかる。
結局のところ自分自身がこんな性格なので何を買ってもすぐに飽きる。
それを理解して最近では色々欲しいと思わなくなった。
その3ヵ月から半年後の未来がはっきりくっきりと見えるので。