温泉地を巡る旅。
天然の素晴らしい温泉が湧いているところは山深く、美しい自然が残っている場所であることが多い。もうすでに外気温は30℃前後で温泉に入ると帰りが大変なので温泉には入らず温泉地を訪ねて回っている。
日中の市街地はもう既に無理
F1などのレースを見ていると外気温のほかに路面温度などという温度を良く見聞きする。
この路面温度がセブンに乗っていると手に取るようにわかる。
舗装面から超強力な暑さがジリジリと室内に迫ってきて、まるで熱したフライパンの上にでもいるかのようだ。渋滞で頻繁に停まることが多い市街地の走行は既にキツイ。汗だくになる。
汗をかくのが大嫌いなので遠くの山に向かってセブンを走らせ、涼しい場所を走って楽しんでいる。最近では温泉が湧いているような地域を目指して走っている。
そうすると目的地だけではなく、道中も木陰の多い気持ちよい道が多いのを発見したからだ。
本日は川原湯温泉へ向かった。
近くまでは高速道路で向かう。
その後はのんびりと山間部を走り続ける。セブンは風を感じて走るのが気持ちいので酷暑でなければ、そこまで巡航速度が遅いのは気にならない。
好きな音楽を流して歌を歌いながら走ってきたらいつの間にか到着。
ここはどこだろうか、、、。川原湯温泉周辺。
道中で麦わら帽子を落としたのでセブンに乗ったまま拾いに行き、走りながら片手でキャッチ。
これはドアがある車では絶対にできん。
車にドアが無い方が便利なことの証明。
川原湯温泉の源泉が湧いているところ。
ダムで沈んだ温泉なので沈む前に源泉をこちら側に保護したみたいな事が書いてある。
近くに来ると硫黄臭。
この香りからしてもこのあたりの温泉は期待できる。
が、今は暑すぎる。また今度。
ダム湖。
ダム計画に散々抵抗していたそうだが結局はダム作りが決行された様子。
おかげで小高い丘の上には新しい家や旅館がたくさん並び、道の駅が出来て多くの観光客が足を止めるエリアとなった。
なったが、昔ながらの住まいを、町を、そして通った温泉を巨大利権のダム湖に沈められた住民の悲しみは我々には想像することしかできん。
しかし、そのまま町が残っていても結局若者が残らず、開発も進まずそのまま退廃していった可能性も高いのでこれは難しい問題。
個人的には昔ながらの鄙びた温泉とか大好物。
サウナがあって、ジャグジーがあって、たくさんのカランが並んでいる温泉施設なんて論外。
湧出物でカチコチになった古い大きな浴槽が一つのみ、という湯屋が最高なんだ。
それだけ温泉の能書き語って温泉に入らないんかい!って怒られてしまいそうだが、今は暑すぎる。
走り続けている間は風がある。
停まると熱が高まり続ける。
だから私は停まるわけにはいかん。
今年、秋になってセブンやその他で川原湯温泉まで温泉を楽しみに旅行に来てみたいと思い、帰路に就くのである。