自分の買い物のワンパターンに気が付く。
長い事自分自身と付き合ってきて自分の購買行動がワンパターンであることに気が付いている。
購入した先の未来が見えることで色々失敗も防げる、、、と思う。
ワンパターン購買行動
車やバイクを例に出すと
①今の乗り物にある不満点を改善してくれそうな乗り物を見つける
→物欲発生
②購入する
→満足
③3000kmも乗るとこんなものか、ここが嫌だなと思っていたのと違う事に気が付く
→①に戻る
これを一生繰り返している。
そして回数を重ねるごとに③の距離と保有期間がどんどん短くなっている。
今ではモノによっては購入しても200kmも走ると飽きる。
この経験を繰り返して気づいたのは結局物ではなく人の問題。
過走行に憧れるけれど飽き性&運転嫌いな自分にはどうにも難しい。
この車だと飽きてしまう、だからこれなら。
これもダメだった、それならこっちの車なら今度こそ。
結局何に乗ってもすぐに飽きる性格が根幹にある限り、何に乗ろうと同じ事が起こるだろう未来が見える。
一台を大切に乗り続けて走行距離を重ねていく人がもしあの時買った車が違う車だったとしても、ある程度距離は走っただろう。
だからこれはモノのせいではなく人の問題。
外に出て他の車を見ると時々いいなと思うことはある。
その車について調べてみていいな、乗ってみたいなと思っても手に入れたその後の結末もはっきりと見える。
これは最近になってようやく気が付いたことだ。
車両価格の高騰により下落率も大きく
コロナ禍を経てモノの値段が上がった。
その昔は1000万円で買えたものが今では1500万円2000万円になった。
売却時に30%のダウンだと300万円の損失だったものが600万円の損失になった。
反面、旅行などにかかる料金は今までと大して変わっていない。
この車欲しかったし生活を豊かにしてくれそうだから300万円くらい落ちたとしてもそれは仕方ないねと思って行動していたことが今では看過できない数字になってきている。
マセラティのMC20いいなと思った。
知人が新車(4000万円くらい)で購入し総走行距離1000kmほど走って査定してもらったところ800万円と言われたそうだ。
カニのように泡を吹いて倒れてしまった。
以来、カニ男と呼んでいる。
1000km走行で3200万円落ち。
マセラティはコロナの前からずっとこうだから、特に悪くなったというわけではないが。
フェラーリは圧倒的な走り、ランボルギーニは圧倒的なスタイリング、マセラティは圧倒的な値落ち。
それぞれ突出しているものがあるのがイタリア車の特徴。
中古で買えばいいけどね、と彼の言葉だが中古でも現在の相場で同程度のものは2500万円ほど。
マセラティMC20が所有できる!!でも売却時1700万円以上落ちる。
でも新車価格から考えれば落ちる金額は少ないしあのマセラティが所有できるなら1700万円くらいどうってことないよね?!
そ、そうか、、、?
1700万円あったら何が出来る?
モナコ旅行行ってドイツ行って、モルディブいって高級時計買ってバイク買って家電を新しく変えてもまだ残りそうだ。
マセラティ買っても結局高速道路で70km/hで走る軽自動車の後に続いて走るだけだし。
少ないお小遣いをやりくりして生きている身としては最近はモノの値段が上がり、やや慎重になっている。それと車に飽きた。
車なんかいらん。