禍
スーパーカーの相場下落と色々。
スーパーカーの相場が大きく落ちている。
なんとなく肌感覚でそうなのかなと思っていたが先日知人に聞いて思っていた以上だったので驚いた。
コロナバブルで高騰したスーパーカー相場
自分は業者ではないので1ユーザーとして所有者や業界の人から見聞きした話ではあるが、一時期は車種限定で買い取り不可なんてのは聞いた。
コロナ禍の値下がりしていた初期の頃だったろうか。アヴェンタドールが買い取り不可でどこに聞いても断られると、知人の話を聞いて大変だな、、、と思っていた。
その後、コロナバブルで急速に車両金額が高騰し始めた。
各地へ旅行自粛で行けない分、その行き場を失った富裕層のお金が投資物件に回ったことが原因と言われている。プラスどうでもいい転売ヤーたちが大活躍した。
F430のMTが4000万円超。
360モデナのMTが2500万円。
ディアブロが6000万円。
カウンタックが1億円。
空冷ポルシェが1000万円超。
多くの愛好家達(車だけでなくお金の愛好家も含む)があの時に買っておけば、、、と枕を噛んで泣いた。
新車で購入して即転売することでプレ値が付くことを狙った買い方も異常なほど増えた。販売側もそれで味を占めていた面があるだろう。
今でも名残があるが、新車価格よりも高い中古車価格で登録しただけの状態の車がたくさん店頭に並んでいる。何千万円とプレ値がついていても、それでも売れた。
昨年までは。
全車種買取不可のスーパーカー販売店
正直今はスーパーカーの在庫がダブつき始め値下げ合戦が始まっている。
全体的に相場が下がっていることは冒頭の肌感覚で感じでいたものの、なんとそのスーパーカーをメインで扱うお店は
『全車種買取不可』
の状態であると言う。
その理由を聞いてみると昨年頃から買い取りの問い合わせが増え過ぎ、もう買い取り切れないほどスーパーカーの買取依頼が殺到しまくっていて、もはや需給バランスが完全に崩壊している状態なのだと言う。
コロナバブルの頃とは真逆で今は
車を高く買って欲しい!
というお客さんは凄まじい数いるものの、その車を購入したい購入できるお客さんが売りたいお客さんほどいないため、在庫は増えていくばかり。
そのためショールームにもバックヤードにも在庫が溢れかえっているため、車両買取をお断りしている状態だと聞いた。
一見華やかなスーパーカーや高級車の販売店も不況時にはそれらは生活に必要がないことから、一気に煽りを食らってしまうのも事実。
反対に言えば今は在庫過多なお店が多いので、欲しい人には最高に買い時な時が来ているともいえる。