一番高性能なのに出番の少ないQ8。
自動車作りは難しいのがよくわかる。
Q8はあらゆる装備が付いていて最高のおもてなしラグジュアリーカーなのだが、4年以上所有している今、運転していて楽しさはゼロ。
結局のところ、運転して退屈なので疲れるということに、、、。
家にある車で一番大きくて便利
一番万能。
これは間違いない。
荷物はたくさん載るしエアサスで振動も無く快適。静粛性が高く高速道路でも小声で後席と会話できる。馬力も340psと速くは無いものの必要十分。
実際、車を一台だけにするならQ8一台あれば問題ないのは間違いないのだが、不思議なことにうちの場合Q8の出番が少ない。
運転して満足して帰ってこれるのは精々片道200kmが限度。
それ以上はエアサスだろうとバネサスだろうと、そもそも同じ姿勢でずっと座っていることに疲れる。そして移動の時間がホントに静かに粛々と移動しているだけなので、移動時間=我慢の時間になっている。
不思議なもので昨年片道600km以上走って青森までバイクでツーリングへ行ってきたけど、楽しかったのでもう一度行きたいと思う。
思うけれどQ8では行きたいと思わない。
MTのZ、MTのセブン、バイクでなら行きたいと思う。
Q8を出すのは万が一家族みんなで行くことになったときの最終手段。
そんな感じ。
傍目にはよほど疲れそうな車なのに長距離走っていて疲れが実は少ないのがMTのスポーツカーとバイク。
実際ギネスに掲載されている世界一走った人は走行距離が480万kmで、その車はボルボのP1800というスポーツカー。
快適性が記録を出すのに物を言うのならロールスロイスが走行距離1000万kmとか出てきてもいいはずだ。
しかしロールスロイスの中古車を見ても走行距離の多くは3万km以下。
精々10万kmくらいだ。
そのくらいの距離走った車などいくらでもいる。
快適だから長距離に向いている訳ではないことがわかる。
座先に座るとシートベルトをする動作すら困難な狭さのセブンの運転席。
しかしはまるとここが居心地がよく、運転の楽しさや愉快さでもろもろのストレスが激減。
アウディで雨が降ると嫌だなと思う。
セブンで雨が降ってくるとピンチ過ぎて笑える。
片道200km越え上等、なんなら片道600kmも挑戦したい。
最近気づいたがセブンに乗るときにドアやビキニトップを外して後ろの荷物入れに収納する。そうすると車の必要な屋根やドアなどの装備で荷室が満タンになり、他の必要なものが何も入らない。あとは助手席とその足元の狭いスペースに置ける物のみ。
助手席に人を乗せる場合はその人の膝の上に乗るものが限度。
でも、そんな車が楽しい。
すごく謎なんだが個人的には広くて快適装備が付いている車より、狭くて走行性能に長けたスポーツカーの方が長距離運転は楽。