セブン170Sの長野県ツーリング。
ビーナスラインをはじめ、有名なツーリングスポットがある長野県。早起きしてセブンに乗って出かけた旅日記後編。
伊那中部広域農道
両脇が自然に囲まれた伊那中部広域農道を走った。
この広域農道系はツーリング時に重宝されることが多い走りやすい道。この伊那市にある広域農道も例に漏れず。観光の人は勿論、地元の人たちも普段の生活の道として活用している。
この道沿いには産直市場グリーンファームという謎の施設があり、名称的には一見産直市場なのだが小さな動物広場スペースがあったり、奇妙な動物を販売していたり、また謎の骨董品を売っている不思議なお店でもある。
そのせいかいつ来ても人気で賑わっている。
こんな道がしばらく続いている伊那広域農道。
信号もほとんどないし、これぞツーリングな気分が味わえる。
絵画のようにきれいな遠くの山の姿。
停まって景色を楽しむ。
空気もきれいだし静かだし素晴らしい。これはまた来ないとな。
伊那中部広域農道から少し入った道。
途中でバイト帰りの青年が原付で通りかかり
『スーパーセブンかっこいいですね!見てもいいですか?』
と声をかけてくれた。
高校生位だと思うけれどスーパーセブンがわかるとはなかなか。
聞けばお父さんがセブンを所有しているのだとか。
そうでもなきゃ、この車がカッコいいとか立ち止まってまで話すことは無いよね。
少し話して元気に帰っていった。
さてエンジンをかけて出発。
次の目的地はすぐ近くの産直市場グリーンファーム。
入口が既に謎の店感出ている。
野菜の買い物は用ないので動物展示コーナーへ。
動物コーナーのヤギ。
動物の餌を購入しそれをあげることが出来る。
人が来ると貰えると思って近くに寄ってくるヤギ。
こちらの方は素晴らしいスマイル。
でも申し訳ない、何も持ってない。さて出発。
街中のセブンの目線。
周りにいる全ての物が巨大に見える。
近隣のお店でランチを済ませて帰路に付く。
コンビニで一休み。
車内が狭すぎて例えば上着を一枚脱ぎたいとか着たいとか、ミラーの角度を直したいとか、いちいち車を停めないとできないのが最大の欠点。
車内というかタイトな棺桶に挟まって運転しているような感じ。
で、自分はかなり寝そべるような姿勢で運転しているので結構F1マシンちっくな姿勢になっていて余計に無理。
足はほとんど水平に前に伸びている。
ちなみにそのように運転しているのは目線が低い方が運転しやすい、風の影響を受けにくくなり帽子が飛びにくい、などの理由から。
帰り道は早起きして眠いので高速道路で帰る。
元々低回転の力が弱い660cc。高回転になっていくと絞り出されたパワーが車体を押し出し、一人で走っている分にはあまり不満のない加速を見せる。
スピードメーターがあってるかわからないから断言できないが、加速感は周りの車の動きと比べても140km/h以上もほとんどストレスなく出ると思われる。
横滑り防止装置もABSもエアバッグも安全なドアもフレームも無いので、そっちの方が怖いが。
高速道路でまだ慣れないのが高速上でも超絶クイックなハンドリング。
遊び無しで反応するので真っすぐ走り続けることが難しい。
それにしてもワインディング、一般道、高速道路と約400kmほど走ってきて疲れたけれど楽しい一日を過ごすことが出来た。
荷物は乗らないし品質が悪くて壊れてばかりなので日常使いにも向かないが、最高の趣味車だと思う。