挑戦!セブンで長距離ツーリング。
納車されてから壊れてばかりで全く信用ならないケータハムセブン。しかし先日悪いところは一通り重整備で直してもらい、気になるところの1/3ほどは直っている。今後この車で長距離走行は可能なのかどうかを見極める意味でも300km超のロングツーリングに連れ出した。
オーナーが一番怖いセブンのロングツーリング
自分は乗り物の整備など全く不可能だが、ミラーやライトの脱落は比較的に耳にするので最低限の工具と養生テープ、ガムテープをトランク部分に詰め込み早朝に出かけた。花粉症なのでオープンは大好きだけど花粉症で苦しみたくない思いと葛藤し、人間は厳重装備をしたうえで屋根だけ無しドア有りの仕様で朝5時頃に出かけることにした。
早朝の空いている時間は走りやすく快適至極。
やはりセブン楽しい。
自動車の、スポーツカーの素の楽しさが詰まっている。
気持ちよく走って途中から第一の関門である高速道路へ。
高速道路は屋根だけない状態で快適に走れるのか、最近買った帽子は飛ばないかのテストも兼ねている。
一応フルフェイスヘルメットも持ってきてある。
で、結論から言うとドアが付いていれば全く問題ない。
帽子も飛ばないし風で呼吸が出来ないなんてこともない。ドアがなければヘルメット欲しいだろうがドアがないと物凄い風圧で同時に大量の花粉も強制的に吸わされるので、自分の場合それで死亡する。
ドアが付いていればヘルメットなどなくても高速道路で結構な速度で走っても平気。
平気じゃないのは事故を起こしたときだな。
一応それでも頭の上をかすめる風を少しでも減らすため、狭いスペースの運転席でも寝そべるような乗車姿勢を取り体を低くしている。
早朝6時頃。
ドア有り屋根なしの状態。他にはビキニトップを持ってきている。一番バランスが良い。開放感があってセブンを楽しめるのは何もなしで間違いないが、目が乾きまくる。
オープンカーに乗ったことある人なら窓を開けるか閉じるかで全く風圧が違うのがわかるはずだ。この車の場合、窓全開どころかドアもないからな。風の巻き込み具合は常軌を逸している。
長野県にあるどこかの道の駅に着。
途中寒すぎてビキニトップ装着。まだ3月だったし早朝高速道路をオープンで走り続けるには寒すぎた。
前方と左右はクローズ状態になるので首から後ろだけ猛烈に寒い。びんぼっちゃま状態。それでも前から風が来ないと全然違う。
後ろは空いてるので寒い。
しかし取り付けも簡単でこのビキニトップは最高に重宝している。
田舎道を淡々と走る。
この見た目とエンジン音が想像しい運転席に座って過ごす時間は特別な時間。
なんせこんな狭い車、そうそうはないからね。
一応2人乗れるけど実際のところほぼ1人用。
友人と会う約束をしていたので途中で合流。その辺の特産品っぽいお土産を購入する。
多くの人が珍しがって覗き込んでいく。
走行距離は999kmを超えてついに1000kmへ。
メーターの上に電球が付いてるだけだから下の方は暗いスピードメーター。
今日は高速道路も市街地もワインディングも含めて300km以上走ったけれど、この車が一番真価を発揮するのはワインディング。
トムとジェリーのように高速で動き回る。前車がブレーキを踏むコーナーもノーブレーキでOK。スイスイ。
故障もなく走ってこれて、疲れたが楽しい時間を過ごすことが出来た。
運転する楽しさは過去の車で最高なので、またこの車に乗ってツーリングに出かけたいと思うのである。