自慢の娘。
どの親もそうだと思うけれど我が家でも例に漏れず自分の子どもが一番自慢で大切。毎日24時間一緒に過ごしている娘とは親友のように仲良しだし、どこへ行っても褒めてもらえるので自分の事よりも嬉しい。
車から子どもへ
独身時代は自分の分身は車だった。
だから外で車を褒められたり、きれいに掃除されている事や丁寧に乗っていることを褒められると凄く嬉しくなったものだった。
それが今では対象が変わり、自分の娘になっている。
うちは基本どこでも娘を連れていくけれど、自分がケガした手の診察のため病院に行っても暴れることなくいい子に待っていて、先生の話を一緒に聞いて一緒になって受け答えしたり診察室を出るときに
『ありがとうござました!』
とお辞儀するところはどこへ行っても褒めてもらえる。
うちの娘は天性のひょうきんものなので、割とどこへ行っても可愛がってもらえて何かお土産をもらったり、親切にしてもらえることが多い。
そんな時は必ずお礼を言うので一層可愛がってもらえる。
そんな他人と娘とのやり取りを見ていて親である自分は凄く嬉しいし幸せを感じるし、誇りに思う。
今は幸せや満足の方向性がそっちに行ったので比べれば車やバイク、時計やバッグを褒められることは
『いいキャベツ選んだね。』
とスーパーで買ってきたキャベツを褒められるくらいの同等の感じになっている。
娘にはご飯の食べ方、箸の持ち方、ナフキンの使い方や靴の揃え方、はさみの渡し方、誰かに親切にして貰ったときにお礼をすること、外では大声を出さない事などを教えている。それが外で実践できて他人に評価してもらえると親も嬉しいし、娘も相手が笑顔になっていることがわかるので嬉しそう。
ホテル滞在は子どもの幼稚園
現在幼稚園にも保育園にも行ってないうちの子どもにとって、ホテル滞在やどこかの施設に行って他人と関わることは大きな社会経験の一つ。
昨年はZが納車されたので娘と2人でホテルまで旅行に行ってきた。
ドアマンにバレーサービスで車を預けるときも普段はアウディで来るのに今日は違う事を説明して
『今日はパパのくさいのくるまでコンラッドの東京に来たんだ!パパは道を3回間違えちゃったんだ!』
と眉毛を八の字にして手を広げてスタッフに説明していた。
エントランスで道中の経緯をお話し、ロビーで名前や年齢を聞かれてお話し、ラウンジへ行ってドラえもんが好きなんだと話をしておしゃべりが上手ねと褒められ、たくさん食べたしスタッフさん達ともいっぱい話をしたから
『それじゃしょろしょろお部屋に戻りましょうか!』
いや待て。
娘の世話をしていたからパパはまだ何も食べてないし飲んでないからもう少し待って!
『しょーだった!いやー、すまんすまん!』
スタッフ一同爆笑。
沖縄行くときの人生初飛行機は窓際席が喜ぶと思って取ってあげれば1mmも興味がなく、ずーっと避難経路のしおり読み続けてるし。
一緒にいると自分のやりたいことは何にも出来ないし疲れることも多いけれど、だからと言って大人一人になりたいとも思わないし何ならどこへでも連れていきたい。
そう思って接しているのが伝わっているのか毎日必ず
『パパ大好き!』
と言ってくれるので、ここ何年かは幸せが物から子どもへ変わっている。
無償の愛を貰っているのは親だという事がよくわかる。