趣味車の台数と満足度。
人生は短いのだからやりたいことで出来ることはすぐにやっていく。
人生短いのだから欲しい物で買える物は何でも買う。
そう思ってその通りに行動した結果見えてきた事。
物の満足感の上限
以前から言い続けている通り、物で得られる満足感などたかが知れている。
これは経験から本当にそう思う。
それともう一つ。
大好きで欲しくて欲しくて購入した車やバイクだが、台数が増えても自分の中では幸せや満足感は100%を超えて大きくはならなかった。
100%欲しくて自分で購入した乗り物が自宅ガレージにいつでも乗り出せる状態でおいてあれば、台数の分だけ幸せや満足感は増しそうなもの。
だが、そうではない。
結局、5台あったとしても100%×5台で500%にはならず、20%×5台で100%になっている。
ちなみにその前のアウディ1台しかない時も100%だった。
バイクがS1000RR一台しかない時も100%満足感があった。ハーレーと2台になれば200%にはならずそれぞれが50%になった。
結局のところ、体は一つしかないのでゲームのようにはいかない。
次の旅はどの乗り物で行こうかなと選択肢は増える。
増えるけど、全部大好きだから一度に全部に乗っていくことができず悲しい。
そしてそんなに頻繁に旅に出る機会も作れない。
1台しかなければその乗り物との様々な思い出ができる。
台数が2台3台と増えると1台当たりの稼働率は減り、今までより1台に加算されていく思い出の数もペースも激減する。
ガレージで埃を被っている時間が増える。
結論から言って、台数が増えても結局乗れるのは自分一人しかいないためコレクター気質でもないと、どれも満足に乗ってあげられない状態にむしろフラストレーションが溜まることすらある。
距離を延ばさず投資目的で購入して眠らせておくだけなら問題ない。
自分の場合、どれも喉から手が出るほど欲しくて乗りたくて購入している。
だから、桜の一番美しい時期に泊まりでツーリングに行きたいのに現実的にどれか1台でしか出かけられずそれが悲しい。
また、2台持っていて1台が125ccで長距離がキツい、、、とか限定される条件があれば別だが、全て大型二輪や遠出可能な四輪だとこれがあまりプラスにならない悩みの種となる。
自分が心底惚れてる愛人がたくさんいるようなものかもしれん。
足るを知る人生
欲しい物がなんでも揃えば悩みなど存在しないと思っていたが、そうではなかった。あればあるなりの悩みが発生する。
大抵は午前中と午後で乗り物を変えて出かけるが、そうするといずれも近場しか行けない。あとは、子どもたちと出かける時間も大切にしなければならない。
結局のところ欲しいとは思うけれど、自分にはそこまで必要ではないのだろう。
実際憧れの複数台所有を経験して自分にはあっても1台か、何なら車などなくても別に生活には大して困らないのだろうなということに気が付いている。