過去一故障の多い車。
それも味。
そう言ってしまえばその通りだが、それにしても故障や不具合箇所が多すぎないか。初回点検時にまとめて直しましょうと話していたがそれよりも前に問題が多すぎるので、初回点検前点検に行く事になった。一週間かけて点検後引き取りに行ったが、、、。
運転する楽しさは過去一番
運転していて楽しいのは過去一番。
ドアも屋根もつけなければバイクに負けない位のオープン走行が楽しめるので、バイクの解放感が大好きな自分にはたまらなく楽しい。特に天気の良い日の走行は暖かい服装で出掛ければ上半身に風が当たり続け、まるで露天風呂にでも入っているようだ。
バスタブにタイヤをつけて走っているようなものか。
想像するとこの上なく滑稽だが。
素晴らしい楽しさを提供してくれる反面、製品の信頼性は過去最低レベル。
よく国産車でボンネットのチリが、、、なんて話が出てくるが、このセブンに関してはチリが合ってる所なんて一か所も無い。全てが斜めについている。
そしてケータハムの担当者によればこの製作者が作ったセブンはここはゴムとリングを重ねて固定してあるが、こちらの同じモデルはゴムもブッシュも使われず力業で強引に留めてある、、、とかよくある事らしい。
人によって作り方も何なら寸法も少し違うと。同じモデルで。
だからパーツを取り寄せしても加工しないと付かないことが多いと言っていた。
あと、幌の取り付け時にボタンをパチンパチンと留めていくわけだがどうやって留めても合わない。社内で良く検証してみたところ、ボディについてる留め具と幌についてる留め具の場所がずれてるどころか全然違うと。
また、車内についているトノカバー用の留め具も製作者によって取り付け幅が違うので、一台一台要加工しないと車種専用品を買っても取り付けられない事がしばしば。
その割には高すぎないか。
初回点検前点検の受け取りのトラブル
初回点検時に気になるところ全て直しましょう、という話になっていた。しかし、シートが前後にスライドせず適切な運転ポジションを取る事ができない。
初回点検前点検で調べてもらい、シートベルトのキャッチ部分がシートの前後スライドを邪魔していると判断し加工。多少動くようになったがまだ前後に本来10の幅で動くものとした場合、10~7くらいしか動かない。
点検終了で引渡し前に全体をよく確認していたらなんと、そもそもシートレールがズレて取り付けられている事を発見したそう。
運転席側のみ中央寄りにレールが取り付けられているため、シートが車体中央に引っ掛かり物理的に前に動かせない状態だと。
それを直すために点検整備が延長になった。
ガソリンの残量系が直らないとかは正直そこまで困らない。バイクと同じでトリップメーターで対応できる。
車内の謎ビビり音も良い。ヒーターの異音も良い。速度計の大誤差も良い。水漏れも漏水も隙間風も車体が曲がってるのも良い。
でも、MT車で運転席シートが
①超遠い
②半端なく遠い
の二種類しか選べないのは深刻に困る。
笑っちゃうくらいのクオリティだが、繰り返すがこれでも驚くほど精度が上がったというのだから何も言えん。