のぶろぐ13。

毎日が夏休みの人生。

セブン170Sのファーストインプレッション。

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セブン170Sのファーストインプレッション。

 

納車されて数日。

雪が無い道を選んで一般道ばかり50kmほど走ってきたので、初めてセブン170Sを運転した感想を。毎度の事だがこれは第一印象なので、車両の評価は今後も変わって行く可能性有り。

 

 

 

遊園地のゴーカートフィーリング

昨年、娘とおもちゃ王国に遊びに行きそこで年季の入ったゴーカートに乗った。

低くて重ステでステアリングに遊び無くてガタガタ揺れて騒々しい。でも運転してると笑顔になって叫びたくなる。

そんな感じ。

ゴーカートは遅いけれど、それの速度170km/h位まで出る版。

ゴーカートの安全性のまま(笑)

 

一番気にしてたのが0-100km/h加速6.9秒という遅さ。

自分が所有する乗り物の中では断トツ遅いので、これがスポーツカーとしてどうなのか、楽しいと思えるのか遅くて進まないからつまらないとならないか、が一番心配していたところ。

ちなみにファミリーカーのデブディことアウディQ8は0-100km/h加速5.9秒。

 

家族でのんびりお出掛けするだけのファミリーカーよりも遅い、走る事しか取り柄の無いスポーツカーは大丈夫だろうかと心配になる。

 

それで実際走ってみた感じだが、速くはないが現状特に不足は感じない。

スポーツカーとして見れば6.9秒は遅い、しかしただゆっくりドライブしてるだけでフロントタイヤの巻き上げた石が体に向かって飛んでくるし、運転席脇に肘をかけていて、ずりっと下に滑るとそのまま手の甲を路面にやすりがけしてしまいそうな低さのセブンでは充分に感じている。

 

今まではスポーツカーにパワーがあってもブレンボの強力ブレーキと電子制御、ABSがあるから安心して飛ばすことができた。

この車は比べれば全く効かないノンサーボブレーキにABS無しの漢仕様なので、飛ばすのが怖い。突然割り込まれたらそのまま突っ込みそう。

 

だから、そういう面ではこの位の加速感で過不足ない。

しかし遊園地のゴーカートが大人が乗っても楽しいのと同様、全身むき出しの運転できるジェットコースターとも言えるセブンは楽しい。軽さは正義。

車重400kg台のセブンから比べればマツダロードスターは超重量級車両になる。
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変速時に使うギアが硬すぎる。

そしてハイパーショートシフト。左に1cm、そこから上に1cmで1速。1cmも動かないかも。ニュートラルに入れても画面にNのランプが無いからどこも光らないし、リバースに入ってもどこかRが光るとかも無いから、運転手ですら目視で今どこに入ってるかわからん。

 

ショートシフトで光速変速に対応してそうだが、固すぎて無理。ゴリゴリ系。

50km走って1速に押しやるてのひらにあざができた。その位の重さ。比べればZのMTレバーなんかは肉まんのような柔らかさで決まる。

セブンのギアはラムネのビー玉を親指で押し込んで取る位固い。

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実際の速度を全く反映していないスピードメーター
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動かしてからしばらくたたないと反映されない給油メーター。

満タン給油したのに7割くらいで止まってる。あと、給油キャップのロックができなくてガソリン給油に15分以上かかった。

 

もうね、コント。

ちなみに初めての走行中なんか部品が落ちた。車を停めて拾いに行って来た。

写真撮ってお店に聞いたら特に問題ない部品に見えるから次回点検時によく見てみますと。

 

乗るのも大変。

降りるのはもっと大変。だから頻繁に駐車して降りたくない。

運転はギア硬すぎて手にあざができる。ブレーキ効かな過ぎて毎回真っ青に。

寒い。

運転中飛び石を運転手自身がくらう。

給油に15分。50km/hで走行中の実際の速度は約70km/h。

 

そしてドア無し窓なしエアバッグ無し。

 

男は総じて極端なモノが好きだ。

半端なく大きいハンバーガー、ピザ、大きすぎるタイヤなど。

これはある意味その基準を達成していてバカすぎる車の極致を行っている。

 

だから人生の酸いも甘いも知り尽くした大人の漢達が好むのかもしれない、と初めてセブンに乗った私は思いました。

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